水筒を持ち運ぶと、エコだし、お金の節約にもなるし、良いことたくさんあります。
しかし、水筒を長く使っていると、だんだん出てくる茶渋が気になりますよね。
茶渋が出てくると、見た目の悪さだけではなく、衛生面的にも問題あります。
でも茶渋は食器用洗剤だけだと全然落ちなくて、落とすの大変ですよね。
落とすの大変だからと、ついつい見て見ないふりしていませんか。
茶渋を放置していると、知らないうちに雑菌がどんどん増えていきます。
そんな雑菌だらけの水筒で、飲み物なんて飲みたくないですよね。
実はこの茶渋、重曹を使って、簡単に落とすことが可能です。
油汚れに強いイメージの重曹ですが、意外と茶渋を落とすことにも適しています。
水筒の茶渋について、重曹を使った簡単な落とし方から、予防策までまとめました。
茶渋がついた水筒は重曹で落とせる
水筒をのぞくと、奥底に茶色く色づいていたり、蓋(ふた)のパッキン付近も着色していたり、これらが茶渋です。
茶渋はポリフェノールの一種で、ミネラル成分に反応して作られます。
だんだんと茶渋が作られ蓄積(ちくせき)されていくと、目立つようになってきてしまいます。
茶渋自体に菌は含まれておらず、健康被害の心配いりません。
しかし、茶渋汚れは、水分が残りやすくなるため、水分によって雑菌繁殖(はんしょく)しやすくなります。
茶渋のついた水筒だと、気持ち的にも飲み物が美味しく飲めないですよね。
気になるぐらい茶渋が出てきたら早めのお掃除をしましょう。
茶渋が重曹で落ちる理由
重曹は、お掃除の便利グッズで100均など、簡単に入手できます。
粉末タイプやスプレータイプとあり、茶渋を落とす時は粉末タイプの方がおすすめです。
また、重曹100%のものを選ぶと、料理にも使えるため安全です。
弱アルカリ性である重曹の効果は、4つあります。
- 漂白
- 除菌
- 消臭
- 吸湿
そのため、水筒の底を着色している茶渋も、重曹が漂白してくれ、きれいに落としてくれます。
私自身、水筒は匂いがとても気になってしまい、あまり好みませんでした。
重曹の効果で、消臭までしてくれることが、個人的にとても嬉しいです。
重曹は茶渋にとても効果的なのですが、アルミ製品の水筒だと、要注意です。
アルミは、重曹のアルカリ性に反応してしまい、黒ずみが発生したり変色してしまうため、使用しないようにしましょう。
水筒についた茶渋を重曹で落とす方法
重曹を使った茶渋の落とす手順について、ご紹介します。
- 水筒にぬるめのお湯(40度〜60度程度)を入れます。
- 重曹を入れます。目安量は、水500mlに大さじ1程度です。
- その状態で30分〜1時間放置しましょう。
蓋部分の茶渋が気になる時は、外せるパーツを全て分解し、タッパーなどでつけ置きしましょう。
重曹以外のおすすめ洗剤
重曹が家になかったり、またはアルミのボトルだったりすると、使えません。
重曹以外で、茶渋を落とすことができる方法について、ご紹介します。
茶渋がついてしまう水筒の予防策!
買ってきたばかりのお気に入り水筒や、せっかく茶渋を落とした水筒は、綺麗(きれい)な状態で保ちたいですよね。
毎日水筒を持っていく場合、すぐ茶渋がついてしまい、でも頻繁(ひんぱん)に掃除するのも面倒ではありませんか。
簡単にできる予防策があれば嬉しいなと思い、調査しました。
茶渋付着を抑えられる、3つの予防策について、ご紹介します。
米のとぎ汁でコーティング
鍋でとぎ汁を沸騰(ふっとう)させ、綺麗な状態の水筒を中に入れ、煮立たせます。
米ぬか油でコーティングされ、茶渋の付着を予防してくれます。
新しく水筒購入した時や、茶渋の洗浄後にやっておくと、茶渋が出てくる頻度(ひんど)を減らせます。
水筒が空になったらすぐ洗う
飲み終わった状態で放置すると、茶渋がつきやすくなってしまいます。
なるべく飲み終わったらすぐ洗うように、心がけましょう。
外出時で難しい時は、水洗いだけでも防ぐことができます。
茶渋がつきにくい飲み物を選ぶ
茶渋がつきにくいおすすめの飲み物は、水や麦茶、ルイボスティーなどです。
カテキン、ポリフェノールを多く含む飲み物の方が、茶渋はつきやすくなります。
また、色が濃い飲み物ほど、着色しやすくなるので、気をつけましょう。
例えば以下のような飲み物は、茶渋がつきやすいため、要注意です。
- コーヒー
- 紅茶や烏龍茶、緑茶などのお茶
- ココア
- 豆乳
上記の予防策を実践して、水筒が綺麗な状態で保ちましょう。
茶渋がついた水筒を洗う時の注意点
茶渋を落とそうとして洗ったら、水筒が傷付いてしまったり、錆びてしまったりしたら嫌ですよね。
茶渋がついた水筒を洗う時の注意点について、まとめした。
素材と洗剤の相性を選ぶ注意点
重曹はアルミの水筒で使えないなど、素材によって、洗剤と相性があります。
それぞれ、素材と洗剤の相性について、対応表でまとめました。
洗剤 | ステンレス | プラスチック | アルミ |
---|---|---|---|
重曹 | 〇 | △ | × |
セスキ炭酸ソーダ | 〇 | △ | × |
クエン酸 | △ | △ | 〇 |
キッチンハイター | × | 〇 | × |
オキシクリーン | 〇 | 〇 | × |
メラニンスポンジ | 〇 | △ | 〇 |
◯・・・使える △・・・使えるけど落としづらい ×・・・素材を傷める可能性あり
ステンレス製品は、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤だと、ステンレスを剥がしてしまう可能性があります。
そのため、ステンレス製品はキッチンハイター以外の洗剤を使いましょう。
軽めの茶渋なら、重曹やメラニンスポンジで落とし、長期間放置しこびりついた茶渋は、オキシクリーンなど酸素系漂白剤を使いましょう。
プラスチック製品は、茶渋が根深くつきやすく、落としづらいです。
キッチンハイターや、オキシクリーンなどの漂白剤を使って落としましょう。
また、アルミ製品の場合は、クエン酸など、酸性洗剤で洗うか、メラニンスポンジを使って落としましょう。
パーツを洗う時の注意点
水筒のパッキンなど、いちいち全て外すと面倒ですよね。
私も面倒くさがっていたら、パッキン部分が真っ黒になっていた経験あります。
パッキンなど隙間は、汚れ、水分の溜まり場になりやすく、菌やカビが繁殖してしまいます。
面倒でも、毎回パッキンなど全てのパーツを分解して洗うようにしましょう。
またゴム製だと、パッキン自体も茶渋がつきやすいので、一緒につけ置きしましょう。
こすり洗いの注意点
茶渋を取るために硬いブラシや、タワシなどでゴシゴシこすってしまうと、水筒が傷だらけになってしまいます。
傷に入り込んだ水分に、カビや菌が繁殖してしまうので、こすらないよう、気をつけましょう。
重曹も研磨剤(けんまざい)の成分があるので、こすってしまうと、水筒内部を傷つけるかもしれません。
重曹で茶渋を落とすときは、つけ置きで、落とすようにしましょう。
まとめ
- 水筒についた茶渋は重曹で簡単に落とせる
- 重曹以外にも、セスキ炭酸ソーダやキッチンハイターなどで、茶渋が落とせる
- 米のとぎ汁を使って予防できる
- 水筒を使い終わったら、すぐ洗うようにすると茶渋が付着しづらくなる
- 水筒の素材に合った洗剤を使うようにしましょう
水筒についた茶渋の落とし方について、まとめました。
手に入りやすい重曹で、きれいに落とせるのは嬉しいですね。
しかも、つけておくだけなので、忙しくてもできそうです。
せっかくお気に入りの水筒を買っても、茶渋で汚れてしまっていては、もったいないですよね。
お気に入りの水筒を買って、予防策もしっかり行い、茶渋がついた時は素材と相性いい洗剤で洗う。
そんなマイボトル生活を、楽しみたいと思います。
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