大根はしなしなでも食べられる!!復活方法から美味しい食べ方まで

キッチン

大根をうっかり冷蔵庫で眠らせていた経験、ありませんか?

実は私、しょっちゅうやらかしています。

しなしなのしわしわになってしまった大根は食べられるものなのか悩んでしまいますよね。

調べてみたところ、しなしなの大根でも問題なく食べられることがわかりました。

それどころか調理法によっては、しなしなになった大根の方がおいしく手早く仕上げられることもあるんです。

それを知って以来、大根は1本で買って前半はしゃきしゃき、後半はしなしなと使い分けています。

この記事では大根がしなしなになってしまう理由からしゃきしゃきに復活させる方法、しなしなでもおいしく食べられる調理法までお伝えします。

これを知っておけば無駄なく最後まで大根が使い切れるようになりますよ。

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大根がしなしなでも食べられるのは腐っていないから

しなしなになってしまった大根、傷んでいないか心配になってしまいますよね。

皮もむきにくいし、本当に食べられるのかな…

安心してください。ちゃんと食べられます!

大根がしなしなになってしまう原因は内部の水分不足にあります。

大根は新鮮な状態だと100g中94gが水分というくらい、水を蓄(たくわ)えている野菜です。

この水分が保存している間に抜けてしまい、しなしなになってしまうんですね。

腐っているわけではないので問題なく食べられるというわけなんです。

腐っているときとの見分け方

こんな大根は腐っているかもしれません。注意してください。

  • 大根全体が茶色くなっている。
  • 大根からどろっとした汁がでてきている。
  • 持つとくずれるくらい柔らかくなっている。
  • ぬめりがでている。
  • 黒カビや白カビが発生している。
  • すっばい臭いや明らかな異臭がする。

こうなってしまっては大根は食べられないくらい傷んでいます。

どうやってもお腹を壊すだけなので諦めて処分しましょう。

もったいないけどどうしようもないですね…

「これ食べられるかな…?」を超えて「これダメじゃないかな…?」と思うときは大体だめです。

食中毒は本当にこわいので無理しないでくださいね。

大根はしなしなから復活できる!水分を取り戻す方法

大根はしなしなでも食べられますが、やはりどうしても食感が悪くなってしまいます。

それでもなんとしてでもサラダに使いたい!なんてしゃきしゃきな大根が必要なときがありますよね。

大根がしなしなになってしまう原因が水分不足だということは、水分を戻せば復活するんじゃ……?

そうなんです。大根に水分を取り戻させることができれば、しゃきしゃきに復活させられるんです。

その方法もとってもシンプル。まずは手順を確認しましょう。

大根を復活させる手順
  1. 大根を使う分だけ切り分ける。
  2. 大根全体がつかる容器に大根をいれる。
  3. 大根に被(かぶ)るくらいの水をいれる。
  4. 冷蔵庫にいれて1、2時間待つ。
  5. 大根がふっくらしたら復活完了!
気をつけるポイント
  • 皮はむかずに水につける。
  • 容器の水が減ったら水を足す。
  • 大根によっては一晩くらい時間がかかることもある。
  • 長時間つける場合は途中で水を取り替えるとなおよい。
  • 夏場は冷蔵庫にいれておく。

色々言いましたが、大事なのは『夏場は冷蔵庫にいれておくこと』です。

長時間つけている間に水が傷んだり、雑菌が繁殖(はんしょく)したりすると、食べられるはずの大根が食べられなくなってしまいます。

時間をかけて復活させたのに、結局全部無駄になってしまった…なんてもったいないですよね。

おいしく安全に食べられるように気をつけましょう。

しなしな大根を復活させるときに気をつけること

大根がしゃきっと復活すれば、皮もむきやすいし食感も戻って良いことづくめ……というわけにもいかないんです。

この復活方法での最大のデメリットは、大根の栄養が流れ出てしまうということ。

大根の白い部分にはカリウムという栄養素が含まれています。

むくみを予防したり血圧を下げたりする働きが期待できるものです。

これは水に溶ける性質を持っています。復活させている間に、大根から漬けている水へと出ていってしまうのです。

もともと90%以上が水分という大根は、含んでいる栄養素が多いわけではありません。

どうしてもしゃきしゃきじゃないとダメ!という場合以外は、しなしなのままおいしく食べられる調理法にしたほうがよさそうです。

大根がしなしなの方がレシピ的に都合がいい場合

しなしなの大根は水分が足りていないのでよく水を吸い込みます。

つまり味や煮汁も染み込みやすくなっているんです。

なのでレシピや調理法によっては大根はしなしなの方が手早くおいしく調理できてしまいます。

どんな調理法がしなしなの大根に向いているのか確認してみましょう。

煮物

大根の主な調理法といえば煮物ですよね。鳥肉やこんにゃくと炊き合わせたり、おでんにしたり、いろいろなレシピが存在します。

しゃきしゃきの大根は味を染み込ませるために時間がかかりますが、しなしなの大根は短時間でも味が入ります。

あえて味が染みやすいしなしな状態を作るため、電子レンジにかけるレシピもあるぐらいです。

それぐらいしなしなの大根は煮物に向いているんですね。

もちろん出汁を染み込ませるような鍋物にも、しなしな大根はおすすめですよ。

漬物

しなしなになった大根とは半分干したような状態です。

つまり工程に干す作業がある漬物には最適なんです。

そのままで十分浅漬けに使えますし、干す時間が長い漬物でも短時間で乾燥状態にもっていくことができます。

寝る前に漬物を仕込んでおけば、朝ごはんに一品増やすこともできちゃいます。

これをきっかけに、漬物を始めてみてはいかがでしょうか?

切り干し大根

手元の大根はしなしなだけど、すぐに使う予定がない…

そんなあなたにおすすめなのが切り干し大根作りです。

自作すると聞くと難しそうですが、それほど手間はかかりません。

自宅で作れる切り干し大根のレシピをご紹介しますね。

切り干し大根のレシピ
  1. 大根の皮をむいて、お好みの長さで5mm角の細切りにする。
  2. ざるにのせて並べる。
  3. さらにざるや網で、ほこりがかぶらないようフタをする。
  4. 天日もしくは日の当たる室内で2日程乾燥させる。
  5. 完成!!

できあがった切り干し大根は、ジッパー付き保存袋にいれて、冷蔵庫で半年くらいもちます。

高温多湿に弱いため乾燥材を入れるとより安心です。

乾燥材は100円均一でも手に入りますよ。

とはいっても、だんだん品質は落ちてしまいます。できるだけ早く食べきるようにしましょう。

食べるときは20分ほど水に浸けて戻せばいつも通り調理できますよ。

まとめ

  • しなしなになった大根は食べられる。
  • 大根がしなしなになるのは内部の水分不足が原因。
  • 食べられるか不安なときは腐っていないか確認する。
  • しなしなの大根は水につけるとしゃきしゃきに復活する。
  • 復活させると栄養素は水に溶けてしまう。
  • 煮物、漬物などしなしなの大根に向いている調理法もある。

しなしなの大根は煮物や漬物に活用すれば、そのままでもおいしく食べられるんです。

しゃきしゃきに戻したいときは水につけておくだけで復活します。

しなしな・しゃきしゃきをうまく使いこなして大根をおいしく食べていきたいですね。

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