25歳を過ぎると、周りが続々と結婚しだし、結婚式ラッシュを迎えます。
多い時だと、1ヶ月に3回結婚式に行くなんてこともありました。
友達の晴れ舞台ですし、幸せ気分をいただけるので、結婚式に呼んでもらえるのはすごく嬉しいことです。
しかし、結婚式がいくつも同じ月に重なると少し憂鬱(ゆううつ)になってしまいます。
なぜなら、ご祝儀(しゅうぎ)の3万円が、毎回財布を苦しめるからです。
せっかく友人の結婚式なので、快(こころよ)く参加したいですが、3万円を負担に思い、なぜ3万なのかと疑問に思うこともありました。
そのため今回は、結婚式のご祝儀は、なぜ3万円が一般的なのか、その理由を調査しました。
結婚式のご祝儀3万はなぜ?3万の内訳とは⁉︎
結婚式に招待された際、必ず「ご祝儀」を持参しますよね。
ご祝儀の相場は、友人の金額は3万円で定着していますが、なぜ3万円なのでしょうか。
決して安くないこの金額に、ネットでは「明るいカツアゲ」なんて揶揄(やゆ)されていたりします。
カツアゲとまでは思わないですが、私自身も決して安いとは思えない金額です。
しかも、結婚式参列するのに必要なお金は、ご祝儀の3万だけでなく、ドレスを用意したり、美容室へ行ったりと色々お金がかかります。
ドレスも使いまわせたらいいのですが、同じグループの結婚式が続くと、毎回同じドレスだと思われたくないので、何着も用意が必要です。
ご祝儀以外にもお金がかかり、お財布事情が苦しい20代、30代からすると、3万円はぶっちゃけ苦しい金額だと思います。
私もいわゆる「ご祝儀貧乏(ごしゅうぎびんぼう)」経験ありました。
昔は自宅婚が盛んで、当時ご祝儀は現金ではなく、食べ物や飲み物を招待客が持ち寄っていたそうです。
なぜなら、「新郎新婦に金銭的な負担がかからないように」という配慮からだとか。
自宅婚を想像しただけでも大変そうだなと思いますが、きっと招待客がいろいろと用意してくれる配慮があるからこそ成り立っていたんだろうなと思います。
1967年の東京オリンピックを過ぎた当たりから、テレビや雑誌の影響により式場での結婚式が一般的になり、ご祝儀も現金へと変化していきました。
ご祝儀が3万円という金額はバブル全盛期あたりから変わっていないらしく、当時景気良いままのお祝い金額で定着してしまった様です。
なぜ3万円という金額で定着してしまったのか、その内訳を見てみたいと思います。
結婚式に出席した時に、1人あたりのおもてなしにかかる費用はこちらです。
飲食料金・・・約15,000円
引出物・・・約5,000円
招待状や座席等装飾(そうしょく)などの雑費・・・約2000円
これらに消費税及びサービス料を加えると、大体約25,000円程かかっていることが分かりました。
おもてなしにかかる費用に、お祝い金を加えると、3万という金額になります。
内訳を見ると、3万円という金額が妥当(だとう)に思えますよね。
私が結婚式を挙げた時も、頂いたご祝儀は全て挙式費用の一部になり、一銭も残りませんでした。
さらに、「3」という数字が割り切れないため、縁起がいいため、3万円になったという理由もあるみたいです。
なぜ3万円なのか、それは「新郎新婦に負担がかからないように」という配慮から、おもてなしされる金額より多い3万円で定着しているからのようですね。
結婚式の3万は気持ちが大事
ご祝儀の3万円を負担に思い、結婚式行きたくないなと思う人も少なからずいるのが現実です。
しかし、ご祝儀はあくまでも参加費ではなく、お祝いの気持ちで贈るものであることを忘れないでください。
私自身が結婚式を挙げた時も、友人を招待するのに、決して3万円のご祝儀が欲しいから呼んだ訳ではありません。
仲の良い友達に新たな門出に立ち会ってもらいたいという気持ちで招待しましました。
そんな思いで招待しているのに、ご祝儀3万円のせいで萎(な)えた気持ちでの参加されるのは、とても主催者(しゅさいしゃ)側は悲しいなと思います。
2万円ご祝儀もあり⁉︎
最近では、学生だったり、社会人になって間もない人、経済的に厳しいなど事情がある人は、「2万円ご祝儀」にするケースもあるみたいです。
「2」は割り切れるので縁起悪い数字とされていましたが、ペアを表すため、問題ないという考え方もあります。
また、2万円の造り方を1万円1枚と5千円札を2枚にし、3枚にする方法もあるそうです。
2万円だと少ないなと感じる場合は、5000円〜6000円のプレゼントを別で用意するのもいいと思います。
どちらにせよ、2万円にする場合は、トラブル防止のためにも、事前に新郎新婦へ伝えておきましょう。
結婚式の出欠は参加者の自由
招待状が届いたからと言って、確実に出席しないとマナー違反という訳ではありません。
どうしても都合悪く出席できない方もいると思いますし、出席することに前向きになれない場合は、理由をしっかりつけてお断りします。
逆に新郎新婦側も誘おうかどうかの悩みもあると思いますが、来る・来ないの選択は向こうに任せて、来て欲しいと思ったら悩まず招待しましょう。
会費制結婚式
北海道や東北の一部では「会費制結婚式」が一般的になっているそうです。
会費制とは、招待客が一定の決まった金額を支払い、それ以外の負担をゲストにかけないスタイルになります。
多くの場合、会費は1〜2万に設定されていることが多いみたいです。
私の友人でも、早くに結婚した子がこの会費制の式をしており、周りがみんな学生だったため、参加者への配慮が感じられて、素敵だなと思いました。
主催者(しゅさいしゃ)側もメリットがあり、あらかじめ集まる金額が把握(はあく)できるので、予算を組みやすくなります。
結婚式を挙げたいけど、参加者に負担をなるべくかけさせたくないなどの思いがある場合は、会費制結婚式という選択肢も検討してみましょう。
結婚式の3万はピン札で用意するのは間違い⁉︎
結婚式のご祝儀3万円は新札で用意するのがマナーとなっており、金額的な負担だけでなく、新札を用意するなど、準備するのも大変ですよね。
ちなみに、新札とピン札は別物ということはご存じでしょうか。
新札・・・発行されてから一度も使用されていない紙幣
ピン札・・・未使用ではないけど、汚れや折り目がない紙幣
私は今まで新札とピン札の違いを気にせず、ピン札でいつも用意してしまっていました…
しかし基本的には、ご祝儀は新札で用意するのがマナーです。
なぜなら、新札を用意して、2人の結婚式を楽しみにしていましたよという意味も含まれているからだそう。
しかし、新札は銀行の窓口、もしくは郵便局の窓口などで入手しないといけないため、用意するのは大変です。
忙しくて、銀行も郵便局へ行く時間もない時などもありますよね。
もし、新札の用意が難しければ、ピン札でもマナー違反ではないそうです。
ピン札でいいと言われても、ピン札がたまたま財布の中にしかも3万も入ってるなんてことも、少ないですよね。
そのため、結婚式当日に新札もしくはピン札を用意する方法についてご紹介したいと思います。
コンビニのATMで引き出す
コンビニのATMは多めに新札が含まれているという説があります。
引き出した分が必ず新札ではないので、3万ではなく、多めに引き出してみると、ゲットできる可能性が上がるそうです。
結婚式場のフロントで両替してもらうこともできる
式場のフロントでは、ご祝儀用に新札を用意しているところが多いらしいです。
当日までに新札を用意できなかった時には、結婚式場に問い合わせしてみるといいかもしれません。
アイロンでシワを伸ばす
最終手段ですが、どうしても新札が手に入らない場合は、お札にアイロンをかけてシワを伸ばすという手段もありました。
霧吹きなどで少し湿らせてから、当て布の上からアイロンがけをしましょう。
深いシワは取れませんが、多少シワがのび、ピン札の状態に近づきます。
やりすぎると焦げてしまうので気をつけましょう。
まとめ
- ご祝儀の3万円は30年以上前から変わっていない
- 結婚式でのおもてなし費用に一人当たり25,000円程度かかるので、3万円は妥当である
- なぜ結婚式のご祝儀は3万なのかは、主催者(しゅさいしゃ)に負担をかけすぎないようにという思いやりから来ている
- お財布事情が苦しい場合はご祝儀を2万にしたり、結婚式を当たり障りない理由をつけて欠席するといい
- 参加者の負担を減らしいたい時は会費制の結婚式という選択もある
- ご祝儀は新札もしくはピン札で用意する
ご祝儀がなぜ3万円で定着しているのか調査しました。
参加者に負担をかけ過ぎないように、会費制の結婚式なども増え、時代の変化を感じます。
「なぜ3万なのか?」と負担に思う気持ちを無くして、主催者側も参加者側も気持ちいい結婚式にしたいですね。
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