断捨離(だんしゃり)をする中で、必要がない物でも捨てることに、罪悪感(ざいあくかん)はありませんか?
断捨離で出てきた物を、「売る?」「捨てる?」と迷うこと、ありますよね。
落ち着いたら、メルカリやリサイクルショップで売ろうと考えていませんか?
私は、売った方が良いかなと迷うことが多く、捨てられない物を段ボールに、詰め込んでいました。
結局、売ることができた物は数点で、ほとんどの物を捨てることになったのです。
断捨離を何度も失敗した私が、たどり着いた答えは…
「売る」よりも「捨てる」ことが、断捨離を成功させるコツだということです。
今回は、モノを捨てることに迷うあなたに向けて、断捨離を成功させる方法を紹介します。
断捨離では「捨てる」ことに迷うべきでない理由
断捨離で出てきた物を処分する方法は、「売る」か「捨てる」という選択肢(せんたくし)があります。
断捨離をする中で、「捨てる」のか「売る」のか、迷うことはよくあるでしょう。
必要はないけど、まだ使えるし、捨てるのはもったいない気が…
結局使わなかったけど、高いお金を出して買った物だから、捨てるのか売るのか迷うな…
思い出があるものだから、捨てられないわ…
色んな思いや考えから、「捨てる」という決断が、できないこともあるのではないでしょうか。
私も、何度も断捨離にチャレンジした経験から、捨てられない気持ちがよく分かります。
しかし、いつか売ろういう考えでは、断捨離は成功しないことに気が付きました。
少しでも早く、断捨離を終わらせたくありませんか?
迷う時間がもったいないので、思い切って捨てることを、私はおすすめします!
断捨離の意味を理解する
テレビや雑誌、SNSなどで「断捨離(だんしゃり)」という言葉を聞きますが、あなたは説明できるでしょうか?
断捨離について、「不要なモノを処分する」「ミニマリスト」というイメージを持っていませんか?
断捨離をするからには、生活に不必要な物を全て処分しなければいけないと、考えていないでしょうか?
まずは、断捨離についての理解を深め、ご自身ができることから始めましょう。
実は、断捨離とは、ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」という考え方のことなのです。
聞きなれない言葉ですが、不要な物を手放すだけではなく、物への執着を手放すという意味があります。
- 断行(だんぎょう)・・・入ってくる物や手に入りそうな不要な物を断つ。
- 捨行(しゃぎょう)…不要な物を処分する。(捨てる)
- 離行(りぎょう)…物への執着心を手放す。(執着から離れる)
ヨガの行法の3つの言葉から、「断」「捨」「離」という造語が生まれたようです。
「断」は、不要な物を買わない、もらわないことを意識して、不要な物を断つという意味を持ちます。
「捨」は、漢字の意味のまま、不要な物を捨てるということです。
「離」は、物欲や所有欲など、物に対して必要以上の執着を持たない、という意味があります。
シンプルな考え方ですが、実践するのは難しいですよね。
本当に自分に必要な物を見極めて、必要な物だけを残す作業が、断捨離ということではないでしょうか。
断捨離とミニマリストを同じような意味で、使うこともあるようですが、実は違う意味の言葉だと知っていましたか?
ミニマリストとは、最小限の物で生活をする人のことを指すので、必ずしもイコールではないのです。
ミニマリストは、自分が不要な物は持たないという価値観のもとに、生活することがベースになっています。
断捨離とミニマリストの違いを踏まえて、自分が目指す目標を設定してみるのも良いでしょう。
断捨離で「売る」ではなく「捨てる」メリット
断捨離(だんしゃり)を進める中で、不用品を「売る」のか「捨てる」のか、大きな決断が必要になりますよね。
「売る」ことを選択した場合は、リサイクルショップやメルカリ、フリーマーケットなど様々な方法があります。
売っても、捨てても、どちらにも、メリットとデメリットはあるでしょう。
しかし、断捨離を一日でも早く終わらせるために、私が勧めるのは「捨てる」ことを優先する方法です。
断捨離や掃除に使う時間を最低限に減らし、趣味や家族との時間に大切にしてみてはいかがでしょうか。
普段、考えることは少ないですが、人生の時間は有限です。
時間の有効活用は、大きなメリットではないでしょうか。
捨てることで最大のメリットは時間の有効活用
一日も早く、快適な部屋ですごしたいと思っているのあれば、不要品は捨てて処分しましょう。
売って処分するには、売れるまでの時間、不用品を抱えなければいけません。
不用品について、「捨てる」ことを選択した場合、ごみの回収日に捨てるだけです。
「捨てる」ことで、断捨離の時間も、断捨離後の掃除の時間も短縮することができます。
思い切って「捨てる」選択をすることで、少しでも早く自分の理想に近づくことが可能になるでしょう。
過去の無駄遣いや、使わなくなった物などに捉われず、未来のための心地の良い暮らしを想像してみませんか。
不要な物を「売りたい」と思っても、すぐに売ることができるわけではありません。
私もメルカリに不用品を出品したことがありますが、1か月以上売れることはありませんでした。
売れない不用品は、ずっとクローゼットや部屋で保管しなければならず…
売れるまでは、断捨離が進まないという状況が、数か月も続いたことがあります。
リサイクルショップで売れば、すぐに処分できるのでは?と考えるかもしれません。
しかし、土日のリサイクルショップでは、査定まで1~2時間待ち時間があることもあります。
長い査定時間を待って、査定金額が数百円ということもあるでしょう。
また、全ての不用品を、売ることができるわけではありません。
思い切って、不用品をどんどん処分することで、理想の暮らしを叶えましょう。
断捨離の教えを学ぶ
断捨離を進める中で、物への執着に気が付くこともあるのではないでしょうか。
断捨離とは、ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」という考え方だと紹介しました。
実は、この考え方は、仏教の禅の修行と共通する部分があります。
禅の修行では、「こだわり、執着を捨てる」という教えを大切にした修行をしているようです。
使わないけれど、思い出の詰まった品物を、なかなか捨てられない経験はありませんか?
普段は、意識をしていなくても、物への執着心を持っているのではないでしょうか。
断捨離の実践が、想像以上に難しいと感じるのも、無意識に物へ執着しているからかもしれません。
捨てたら損をするという考え方によって、不要な物に生活を支配されていませんか?
私は、数年前までお買い物が大好きで、狭い部屋中いっぱいに洋服や靴、雑貨が溢(あふ)れていました。
お買い物をしたり、可愛い洋服を着て出かけることは、とても楽しかったのですが…
帰ってきてから、物で溢れた部屋で過ごすことに、ストレスを感じずにはいられませんでした。
クローゼットの中には、買ってから一度も袖(そで)を通すことがなかったブラウスや靴が、多く眠っていたのです。
「ブランドの物だからもったいない」「痩せたら着るかもしれない」「メルカリで高く売れるかも」
色んな理由をつけて、クローゼットに何年も放置していました。
しかし、思い切って、少しずつ捨てることで、気持ちもすっきりとしたのです。
「無駄遣いをした」「未使用品を捨ててしまった」など…
後悔や反省する気持ちが生まれるので、物を捨てるという行為は辛いことですよね。
一度、捨てる痛みを知ることで、今後の買い物や物との向き合い方も変わるかもしれませんね。
あなたが、今まで無駄な物を購入していたことに気が付くことは、断捨離のメリットの一つになるでしょう。
無駄な物にお金や時間を使っていたことに気づくことが、物への執着心を取り除いていくことに繋がります。
断捨離は、人生の修行だと考えて、思い切って不用品を捨てることで、新しい景色が見えてくるのではないでしょうか。
まずは、断捨離とはどんな意味や効果があるのか、学ぶことから始めることをおすすめします。
不要な物を捨てることで、物への執着心や思いも手放すことができるかもしれません。
また、断捨離について、書籍で学ぶことも良いでしょう。
断捨離についての本はたくさん出版されていますが、まずは、この本を読むことをおすすめします。
単に物を捨てるだけではない、断捨離とは何か、改めて気づくことが多い内容です。
「断捨離」という言葉を世の名に広めた、やましたひでこ氏の著書を、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
断捨離で捨てるべき物
断捨離について、少しは理解していただけたでしょうか?
目の前の不用品の処分に迷ったら、「捨てる」を優先する理由について、分かりましたよね。
しかし、捨てるべき物とは、どのような物なのか?と、疑問に思っていませんか?
断謝意で捨てるべき物の考え方について、リストを作成したので、参考にしてみてください。
- 普段から使っている物ですか?
- 無理して使っていませんか?(使い勝手が悪い、デザインが好みでない等)
- 理由なく持っていませんか?
- いつか使うために保管していないですか?
- 収納スペースから溢れていませんか?
- いつか修理して使うために保管していませんか?
- 今の自分がお金を出して買いたい物ですか?
私は、今使っていない物、直近で使う予定のない物は捨てます。
使っていないものは、つまり、今の自分に必要のない物だからです。
あなたの家が、物で溢れているのは、使っていない物をたくさん所有しているからですよね。
使っていない物があれば、迷うことなく、捨てることで、生活がすっきりするでしょう。
また、友人や家族からプレゼントで貰ったけど好みじゃない物や、適当に買って使っている物はありませんか?
大切にしている物であれば、持っていてもかまいませんが、無理して使っているのであれば、捨てたほうが良いです。
「もっと好みの物に買い替えたいな」「使い勝手が悪いけど貰い物だし」「高価な物だから」など…
物には色んな思いがあると思いますが、使う度にストレスを感じていませんか?
無理に使っている物があれば、あなたにとって、必要のない物なのではないでしょうか。
プレゼントや思い出の物を捨てることは、決して悪いことではありません。
プレゼントしてくれた時の気持ちに、感謝をすることが大切なのです。
なんとなく持っているもの、いつか使うのではないかと保管している物は、持っていませんか?
私は、買い物したときに貰ったショップの紙袋を、たくさん保管していました。
誰かに、何かを持って行くときに使えるかもしれない…と考えていたのですが、使う機会はほとんどなかったです。
必要になれば、きれいな紙袋を100円ショップで購入することもできますし、保管することをやめました。
あなたのキッチンにも、収納場所から溢れているレジ袋などは、ありませんか?
また、「いつか使うのでは?」と、使用時期が決まっていない物は、捨てても良いでしょう。
私の経験ですが、ほどんどの場合の「いつか」は、いつになっても訪れません。
「いつか修理をしよう」という物も同じで、必要であれば、すぐに修理して使っているはずですよね。
壊れたまま保管しているということは、それがなくても生活に困っていないということです。
「いつか」は、自分が思っている以上に、ストレスになるので、手放すことをおすすめします。
最後に、「今の自分がお金を出して買いたいか?」と問いかけてみましょう。
「買わない」と思う物であれば、捨ててしまっても良いのではないでしょうか。
結論、「自分にストレスになる物は捨てる」が、私の断捨離の捨てる基準です。
心機一転、自分の好きな物、お気に入りの物に囲まれた、気持ちの良い生活を実現しませんか?
捨てる断捨離の簡単ステップ
長年使っていたり、持っている物を捨てたりすることは、難しいですが…
部屋の中や身の回りの物が整理されることで、仕事や勉強なども捗(はかど)るでしょう。
今回は、断捨離を進める中で、捨てるコツを簡単にご紹介します。
ぜひ、不用品を処分する際に、参考にしてみてください。
この4ステップで、断捨離を実行してみましょう。
断捨離で「捨てる」ではなく「売る」デメリット
断捨離(だんしゃり)で、「捨てる」ではなく「売る」選択をする大きなデメリットは、時間ではなないでしょうか。
メルカリなどのフリマアプリを利用する際、出品のために写真を撮り、文章を考えます。
いざ売れると、梱包や発送に、多くの時間や手間が掛かるでしょう。
「売る」選択をすることで、売れるまでの間、ずっと不用品を抱えることになりますよね。
売れるまでの期間、不用品を保管することで、部屋の片づけが滞ってしまったり、ストレスを感じてしまいます。
また、いつか売ろうと考えながら時間が過ぎてしまい、いつまで経っても断捨離が進まないことはないですか?
いつまでも「売る」ことができない、自分にイライラしてしまったり、ネガティブな感情になってしまうかもしれません。
「捨てる」作業の方が、何倍も楽ではないでしょうか。
もったいない、損をするという気持ちを手放し、思い切って捨てることで、空間も気持ちもスッキリさせましょう。
断捨離で「捨てる」ではなく「売る」判断基準
どうしても捨てられない物、ブランド品や高価な物については、「売る」という判断をしても良いと考えます。
しかし、「売る」ためには、時間や手間が費やされることを、しっかりと頭に入れておきましょう。
一つの基準として、「売る」ための作業時間や手間を、時給換算してみるのも良いでしょう。
売却金額の基準を決める
断捨離(だんしゃり)では、「捨てる」ことを勧めるとお伝えしてきました。
しかし、場合によっては「売る」選択が良いこともあります。
「売る」と「捨てる」を上手く併用することで、断捨離が進むのではないでしょうか。
まずは、断捨離で、売っても良い基準を設けましょう。
洋服や雑貨などは、時間と手間に見合う金額を設定し、それ以下の場合は捨てるという基準を作ると良いです。
メルカリで売れ残りそうな物や、リサイクルショップでも数百円にしかならない物は、迷わず捨てましょう。
売却金額が5,000円を超えるものは、「売る」選択をして良いのではないでしょうか。
売却金額が5,000円以上であれば、良い副業になるかもしれませんね。
ご自身の手間や掛かる時間を考慮して、断捨離の基準を設定してみると良いでしょう。
また、大型家具や家電は、処分に費用が掛かる場合もあるので、売れるようであれば買取してもらうのが良いです。
家電であれば購入から5年以内の物、家具はブランド物であれば、売れる可能性が高まります。
パソコンやスマホも個人情報があるので、捨てるよりも専門業者で処分するのが安心でしょう。
大量の本やCD、DVDなど、クローゼットに眠っていませんか?
いつか読もうと思って数ページ読んだだけの本や、若いころに聞いていたCDなど…
捨てることに気が引けたり、重量があるので外に運び出すのが億劫(おっくう)になっていないでしょうか。
そんなときは、段ボールに入れて、運送業者に引き渡すための、宅配買取サービスがおすすめです。
売却金額は低いかもしれませんが、手間と労力を総合的に考えて、判断してみてはいかがでしょうか。
期限を決める
「売りたい」と考えていても、すぐに売れないことも多いです。
特にフリマアプリでは、出品しても、1週間、1ヵ月、半年と売れ残ってしまうことがあります。
当たり前ですが、売れるまでの間、不用品をご自身の手元で保管する必要がありますよね。
一向に売れない物を、持っているだけで、断捨離が進まず、快適な暮らしも遠のいてしまいます。
「売る」と決めたら、いつまでに処分するのか、期限を設定すると良いでしょう。
期限を過ぎたものは、捨てると決めることで、断捨離がスムーズに進められるのではないでしょうか。
例えば、1ヵ月以内に、不用品を売ると基準を決めます。
設定した期限が過ぎてしまった場合は、金額を下げて売ることができれば売ったり、早めに捨てましょう。
期限を決めることで、効率よく断捨離ができるので、試してみてください。
まとめ
- 断捨離(だんしゃり)とは、物への執着心をなくすことである
- 断捨離では、不用品を「捨てる」ことを優先する
- フリマアプリやリサイクルショップで、5,000円以上値段が付く物は売っても良い
- 処分しにくい不用品は、買取サービスなどを利用する
- 不用品を「売る」のか「捨てる」のか迷う場合、時間や手間を考慮して判断する
- 「売る」場合は、いつまでに売るのか期限を決める
断捨離を最短で成功させるには、不用品の処分に迷う時間がもったいないです。
「迷う」のではなく、「捨てる」を優先的に考えて、一日も早く快適な暮らしを実現できると良いですよね。
今回の記事が、断捨離を知るきっかけや、気持ちよく暮らすヒントになったら嬉しいです。
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