食洗機で乾燥しないのはなぜ?故障??食器が乾かない理由とその対策

キッチン

食洗機ってとても便利ですよね。私は洗い物が大の苦手なので食洗機に毎日助けられています。

ですが使い始めの頃はあまり食洗機について理解しておらず、疑問に思うこともありました。

その中でもずっと困っていたのが食器が乾燥しないこと。

乾燥モードもばっちり使ってるはずなのに、食器に水分が残っているんです。

仕上がりと予想が違っていて、使い方を間違えたかと不安になってしまいますよね。

食器が乾燥しないのって仕様?それとも故障?

調べてみた結果、乾燥モードのあとでも食器が完全に乾燥しないのはただの仕様だとわかりました。

ここからはその理由や、故障だったらどうなっているかも説明します。

ぜひあなたの不安も解消していってくださいね。

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食洗機で乾燥しない理由は食器の種類と入れ方にあった

食洗機を使うと殆ど手洗いがいらなくなるのでとても楽ですよね。

水道代も1/7ほどに減るので、実は環境にも優しいんです。

エコで楽なんて最高…ということもなく、私には不満に感じていたことがありました。

あなたもこんな状態でお困りではないでしょうか?

これは仕様です!
  • 乾燥モード直後なのにお茶碗の底に水が溜まっている。
  • 動作終了後、時間が経ったのに全体が湿っている。

こうなってしまうと食器を片付ける前に拭く手間が発生するし、一度手を離れた分余計にめんどうに感じてしまいます。

これらは食洗機の性質上どうしても起こってしまうこと、つまり仕様なんです。

修理で直せるわけではないので、対策をとらなければなりません。

うまく乾燥しないのにもワケがあるなら仕方がありません。

それぞれの場合の原因と対策を確認していきましょう!

茶碗の底に水が溜まっている

食洗機を使った人の誰もが驚いてしまうのがこれだと思います。

全部終わったあと、乾燥も使って食器はあつあつなのに、茶碗の底の部分に水が残っているんです。

乾燥したんじゃないの!?って思っちゃいますよね。

原因は茶碗の構造にあります。茶碗の底にある糸底と呼ばれるでっぱりのせいなんです。

糸底の内側は水が溜まりやすいにも関わらず、温風が届きにくいんですね。

茶碗の作りの問題なので、食洗機でできる対策は乾燥モードの時間を長くするしかありません。

ただしこの方法、時間だけでなく電気代もめちゃくちゃかかります。

食洗機の乾燥機能だけに頼る、というのは最後の手段にした方がいいですね。

正直、ちゃちゃっと自分で拭いてしまった方が圧倒的に速いです。

私は溜まっている水を捨てて、しばらくそのまま放置して乾かしています。

食器が全体的に濡れている

食洗機が食器を洗っている間に他の用事を済ませるという場面ってありますよね。

時間をうまく使えて、食洗機の便利さを実感できる瞬間です!

そして用事を済ませて食洗機を覗いてみると、乾燥までしたのに食器が濡れている…なんてこともよくあることだと思います。

これは一度食器が乾いたあとに、食器が冷えて庫内の水蒸気が結露してしまい濡れてしまうんです。

特に省エネモードで食洗機を運用していると、比較的熱くならないためたびたび起こる現象です。

これは食洗機の運転が終わったらすぐに食器を取り出すことで避けることができます。

庫内の乾燥を保つ機能がついているタイプならそれを使うだけで解決です。

しばらく放置しないといけないときも濡れているということはなくなるはずです。

ただし、乾燥を保つ機能を使うと、そのぶん運転時間がのびてしまいます。

どんどん電気代がかさんでしまうので注意が必要です。

食洗機の動作が終了したらあまり放置せず、さっさと片付けたほうがいいということですね。

運転後すぐなのに食器が湿っている

長時間放置なんてしていないのに食器が濡れている場合は故障なの?

実は食洗機って繊細にできています。ささいなきっかけで乾燥しないことが多いんです。

そんなときには以下の4点について確認してみてください。

食器が乾燥しないときのチェックリスト
  • フィルター類にほこりがつまっていないか
  • 食器を入れすぎていないか
  • 食器の予洗いを冷たい水ですませていないか
  • ふたはきちんとしまっているか

フィルターなどにほこりがつまっていませんか?

吸気口などのフィルターがほこりなどでつまってしまうと、乾燥モードがうまく動作しなくなります。

ほこりをとることで元の乾燥機能が復活しますよ。

1ヵ月に1回くらいを目安にフィルターの掃除をするといいようです。

どこのフィルターを掃除するべきか・取り外しができるフィルターがどれかはメーカーによって違うのできちんと説明書で確認してくださいね。

食器を入れすぎていませんか?

食器をぎゅうぎゅうにつめている場合は要注意です!

食器がつめこまれていると、温風の通り道がなくなって乾燥しにくくなってしまいます。

必要なのはお皿とお皿の間は適度にあけておくということ。

とりあえず入れて動かせば綺麗に乾燥までできちゃう!というわけにはいかないんですね。

食器の予洗いを冷たい水で済ませていませんか?

実はこれもNGなんです。食器が冷たい状態だと食洗機の想定通り温度が上がらず、乾燥しきれないまま終わってしまうんですね。

だから食器の予洗いはお湯で行うと、きっちり乾燥できるというわけなんです。

ちなみに冬場など室温が低い場合も同様に乾燥しにくいときがあります。

この場合は乾燥時間を延長することで改善できますよ。

食洗機のふたはちゃんと閉じていますか?

意外と見落としがちなのが、ふたがきちんと閉まっているかどうか、ということ。

多少の隙間があってもごり押しで動き出すこともあるんですが、これでは内部の熱がどんどん逃げていってしまいます。

そうなると食器が乾くことはなく、場合によっては食洗機のまわりが大惨事になってしまいます…

なんだか様子がおかしいと感じたらきちんとふたが閉まっているかも確認してくださいね。

こんなときは故障かも?

故障との見分け方についても確認していきましょう。

あなたの食洗機はこんな状態になってはいませんか?

故障だとこうなります
  • 電源が入らない
  • 食洗機から水漏れがしている
  • 動作中変な音がする

これらは故障の典型的なパターンです。説明書の通りに、メーカーへの連絡を強くおすすめします。

食洗機の乾燥機能は電気代がめちゃくちゃかかる

先ほども少し触れましたが、食洗機の乾燥機能は電気代がかかります。

機械を動かすだけでなく、熱を発生させる必要があるため必要な電力量が大きいからです。

各メーカーの情報をもとに食洗機の各コースでの電気代を調べてみました。

すると洗浄機能は1~2円で収まるのに対し、乾燥機能は14円~25円と大きな差がでてきたんです。

電気代が10倍もすると聞いたら、長時間使うのはためらってしまいますね…

しかも省エネやエコをうりにするコースだと、結局満足に乾燥しないまま終わってしまうことになりかねません。

電気代が安くなったとしても、不満が残る結果では意味がありませんよね。

そんなときは逆転の発想です。食洗機の乾燥モードを使うのを止めてみてはいかがでしょうか?

食洗機の乾燥機能を止めるとどう変わってくるのか

食洗機の乾燥機能を止めるとは、つまり洗浄機能しか使わないということです。

あなたの食洗機もおまかせコースだけではなく、洗浄だけ・乾燥だけなどいろいろ設定できるのではないでしょうか?

そもそも、食洗機とは高温の水で汚れを落とします。

洗浄が終わった直後は食器も高温になっているというわけなんです。

この状態で食洗機のふたを開け放しておくと、庫内の湿気も拡散されて自然と乾燥してくれます。

冬場なんかは部屋の乾燥対策にまでなっちゃいます。

自然乾燥だと一番時間のかかる乾燥機能は使わずにすむし、大した手間もかかりません。

もちろん在宅で終了時間を把握していないとできない技ではあるのですが、日常的に使えるテクニックです。

電気代はどれくらい安くなるか

乾燥機能を止めると電気代はどれくらい変わるのか、気になりますよね。

洗浄に1回2円・乾燥に1回14円かかり、1日2回食洗機を使うとして計算してみました。

洗浄+乾燥洗浄のみ差額
1日あたり1回16円×2回=32円1回2円×2回=4円1回14円×2回=28円
1か月あたり1日32円×30日=960円1日4円×30日=120円1日28円×30日=840円
1年あたり1ヶ月960円×12か月=1万1520円1ヶ月120円×12か月=1440円1ヶ月840円×12か月=1万80円
乾燥機能を使わないとこんなにお得に!

なんと、1年間で1万円以上安くなるんです!もっと食洗機を使うご家庭ならさらに効果が大きくなります。

月々1000円近く安くなると考えると乾燥コースを止めるという選択肢も現実味を帯びてきますね!

食洗機で自然乾燥を使うデメリット

電気代も手間もかからない自然乾燥ですが、もちろんデメリットがあります。

それは庫内へいろんなものが出入り自由だということ。

ほこりが入ってしまえば中のフィルターにつもっていきますし、虫が入ってしまったらと考えるとかなり不安だと思います。

マンションの高層など、虫がはいってこない環境では心配しなくても平気です。

あなたの使い方や状況にあわせて、乾燥機能を止めるかどうか判断しましょう。

食洗機のカビに効果はある?

食洗機のふたを開けておくと、庫内の湿気が外に出るとお伝えしました。

このときよく尋ねられるのがカビについてです。

食洗機の中を乾燥させておいた方がカビが生えなくていいんだよね?

よく言われるんですが、違います。

実は、食洗機のふたをあけておくか、乾燥機能を使うか止めるかはカビには関係ありません。

カビは60度以上の高温になると死滅してしまいます。

そして食洗機の水温は60度~90度、ばっちりカビを撃退できる温度です。

なので定期的に食洗機を使っているなら、カビは気にしなくて大丈夫です。

カビは口にはいると健康被害がでる可能性もあるので、常に撃退されているというのは安心要素ですね。

まとめ

  • 食洗機の乾燥モードのあとでも完全に食器が乾燥しないのは仕様である。
  • 食洗機の乾燥機能を使っても茶碗の底に水は残る。
  • 水温や室温が低いと乾燥した食器に水滴がつくことがある。
  • 食洗機の乾燥機能は電気代がすごくかかる。
  • 食洗機の乾燥機能は使わず、自然乾燥で十分乾く。
  • 乾燥機能か自然乾燥かはあなたの環境にあわせよう。

食洗機を使った後、食器が完全に乾燥しないのはもはや仕様です。

適切な対策をとって、食器が乾燥しないイライラから解放されましょう。

ついでに電気代も減らして、便利な食洗機ライフをお過ごしください。

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