チュールを猫に与え過ぎるのは危険!?添加物や塩分が多いって本当?

動物

猫ちゃんを飼っている方なら、一度は与えたことがあるであろう、いなばCIAOチュール。

ポップなCMとは裏腹(うらはら)に、チュールには猫ちゃんにとって、危険な成分が含まれているという噂(うわさ)を耳にします。

チュールの裏面を見ると、成分や添加物(てんかぶつ)が書かれていますよね。

その中には依存性の高いものも含まれているので、与えすぎると危険な場合もあります。

添加物は、人間と同じように、摂取(せっしゅ)しすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性もありますので、大量摂取は避けた方が良いです。

しかしながら、危険な事ばかりではありませんのでご安心を。

ご飯を食べてくれない猫ちゃんや、水分を摂ってくれないねこちゃんには与えた方が良い場合があるので、詳しく説明していきます。

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チュールは猫にとって危険なのか?

うちの猫も、チュール♪チュール♪と歌うと走って駆け寄ってくる程、チュールにぞっこんです。

しかし、なぜあんなにも猫ちゃんはチュールが好きなのか、疑問に思った事はありませんか?

我が家の猫も、狂ったように食いつくので、危険な成分でも入っているのでは?と疑ったことは正直あります。

実はこれには理由があり、猫ちゃんが一心不乱に食いつく、旨(うま)み成分が入っているからです。

この旨味成分には、依存性があり、キャットフードを食べなくなってしまうという、危険性があります。

キャットフードは、猫ちゃんにとって必要な栄養素をバランスよく摂る事が出でき、このようなフードを、「総合栄養食」と言います。

この総合栄養食のキャットフードを与えれば、フードとお水だけで十分に健康を維持する事が出来るのです。

そのため、チュールをあげすぎる事によって、キャットフードを食べなくなり、栄養が偏(かたよ)ってしまうのです。

猫ちゃんの健康に影響を及ぼす危険があるので、与え過ぎには注意しましょう。

また、添加物は発がん性の疑いがある物も含まれているので、少しでも不安がある場合は、与えない方が良いでしょう。

チュールは猫に危険な添加物が入っているのか?

チュールをおやつや、ご褒美として与えたいけど、気になるのは添加物です。

チュールに含まれる添加物は、人間の食品にも使われている為、猫が食べも『安全』と言われています。

しかし、人間でも添加物の取りすぎは、良く無いと言われていますし、猫ちゃんにとって安全かどうか、ハッキリとは分かっていないそうです。

チュール裏面を見てみると、以下のようになっていました。(まぐろ味)

まぐろ、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類(Na,P,Cl)、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素

この中で、気になる添加物が、「タンパク加水分解物」「増粘安定剤」「調味料(アミノ酸等)」です。

「タンパク加水分解物」と「調味料」が旨味成分になっていて、この二つの添加物が、猫ちゃんが一心不乱にチュールを求める原因になります。

また、3つとも共通して、発がん性の疑いのある添加物だということが分かりました。

タンパク加水分解物

肉、小麦、大豆などが原料で、旨味成分として使用されているアミノ酸です。

製造方法の、塩酸を用いた、酸分解法で製造した場合のみ、少量のクロロプロパノール類を生成する可能性があり、発がん性の疑いのある物質です。

調味料(アミノ酸)

グルタミン酸ナトリウムが主な成分となります。タンパク加水分解物と同様に、旨味成分で、食いつきをよくしています。

長期間取りすぎると、健康に悪影響が出る可能性があると言われています。

増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)

食品にとろみをつけたり、喉越(のどご)しをよくする添加物です。

プロピレンオキシドと、プロピレンオキシサイドを使用した加工デンプンは、国によっては幼児向けの食品への使用が禁止されています。

日本の食品は、加工デンプンとまとめて表記されているので、上記の加工デンプンかどうかも分からないのが事実です。

タンパク加水分解物と調味料(アミノ酸等)は、依存性が高いため、与えすぎるとキャットフードを食べなくなってしまう可能性が高いです。

こうして調べてみると、なんとなく、添加物ってやっぱり体には良くなさそうだなぁと思いますよね。

いずれも、私たち人間の食品の中にも良く使われているので、大量摂取しなければ基本的には問題ないとされています。

少しでも気になる場合は、与えない方が良いでしょう。

しかし、危険な添加物ばかりではなく、嬉しい効果のある成分もチュールには含まれています。

オリゴ糖

猫ちゃんのエネルギー源になります。

また、善玉菌を増やす作用があるため、腸内環境を整えてくれます。

緑茶消臭成分

緑茶エキスが腸管内の内容物の臭いを吸着し、糞(ふん)・尿(にょう)の臭いを和(やわ)らげます。

便秘気味の猫ちゃん、糞尿の匂いが気になる猫ちゃんにとっては、嬉しい成分ですよね。

悪いものばかりが入っているイメージがありましたが、優しい成分も入っていて安心しました。

添加物の少ないピュアチュール

普通のチュールと比べると、添加物の少ないチュールも実は販売されています。

販売名は「ピュアチュール」といい、特徴は、「着色料・香料・甘味料・調味料」が使われていないのと、パッケージが透明になっている事です。

依存性のある「調味料」が使われていないのが、ピュアチュールの良い点です。

ネコのおやつでいなばのちゅーるビーをあげようとしたら なんと青カビと白いホワホワカビがついていました!

引用:Yahoo!知恵袋

また、ちゅーるは、保存料を使用していないせいなのか、封を開けたらカビが生えていた、というのをSNSや知恵袋で目にしました。

袋から直接与えるのがチュールの醍醐味ですが、中身が見えない状態で与えるのは不安ですよね。

わざわざお皿に出してチュールを与えているあなたも、ピュアチュールなら、開封前から中身が見えるため、直接与えても安心です。

チュールは猫にとって塩分が高いのはウソ!?

ネット上では、「チュールは塩分が高い」「腎臓に負担がかかる」などという噂が流れています。

しかし、実は、チュール1本に含まれる塩分は、0.08gと、すごく高いわけではありません。

猫ちゃんの一日に必要な塩分は、2〜3gが目安ですので、1本食べたからといって塩分の取りすぎにはなりませんのでご安心を。

過剰に心配する必要ないですが、キャットフードにも塩分は含まれている為、目安の量を超えないように与えすぎには注意しましょう。

腎臓病の猫ちゃんは注意が必要

猫ちゃんに最も多い病気が腎臓(じんぞう)病です。

私が昔飼っていた猫ちゃんも、腎臓病を患っていたので、おやつや塩分の多いものは控えていました。

チュールに含まれる塩分は、必要以上に気にしなくても大丈夫とです。

しかし、すでに慢性腎不全(まんせいじんふぜん)などの腎臓病の猫ちゃんには少しだけですが、注意が必要です。

そもそも、腎臓は、血液中の老廃物(ろうはいぶつ)や塩分をろ過し、尿として排出してくれる臓器です。

そのため、慢性腎不全の猫ちゃんは、うまく塩分を排出することができないので、塩分は控えた方が良いのです。

腎臓病にも程度があるので、すでに獣医師から診断を受けている場合は、獣医師に相談をしてから与える量を決めましょう。

チュールを猫に与えた方が良い場合

さて、ここまでチュールの添加物や塩分について説明してきましたが「やはり、あげないに越した事はない」という結論になってしまっていませんか??

しかしながら、逆にチュールを上手く活用する事で、病気の予防や、猫ちゃんのストレスを軽減する事が出来ます。

チュールはこんな時に使える!!

①偏食や小食だがチュールなら食べてくれる

②水分を中々取ってくれない

③爪切りの時に暴れてしまう

偏食や小食だがチュールなら食べてくれる

私の飼い猫もそうですが、とにかく偏食(へんしょく)でこだわりが強い猫ちゃんっていませんか!?

何をあげても、プイッとしてしまったり、数日は食べたけど突然食べなくなったり、猫ちゃんって本当にグルメというか、こだわりが強いというか…。

そんな猫ちゃんでも、チュールなら進んで食べてくれるのであれば、チュールを活用して行くべきです。

いつもあげているキャットフードにチュールを、掛けたり、混ぜて与えると、チュールの匂いに釣られ、フードと一緒に、パクパク食べてくれます。

また、もともと少食の子や、病気や老化で食が細くなってしまった猫ちゃんにもおすすめの与え方です!

水分を中々取ってくれない

あなたは、猫ちゃんが水分をとってくれない、と悩んでいませんか??

「この蛇口からしか飲まない!!」「このボウルからしか飲まない!!」など、お水に関してもこだわりが強いですよね…。

ただでさえ、飲む量が少ないと、こだわりの強い猫ちゃんは、水分不足になりかねません。

そんなときは、ほとんど水分で出来ているチュールを与えてみるのも1つの手です。

猫ちゃんの祖先は、元々、砂漠地帯出身のため、お水を沢山飲まなくても生きていけるような身体になっていて、水をガブガブ飲む習性がありません。

そのため、「腎臓病」や「尿路結石(にょうろけっせき)」などの、おしっこ関係の病気になりやすいのが事実です。

チュール1本の水分量は、90%のため、普段お水を飲まない猫ちゃんにとっては、良い水分補給となり、病気を予防するのに効果的です。

さらに、チュールを水で薄めて飲ませてあげると、さらに効率よく、水分補給が出来るのおすすめです。

爪切りの時に暴れてしまう

室内飼いの猫ちゃんなら、爪切りは欠かせないお手入れの1つですよね。

しかし、爪切りは猫ちゃんにとってストレスですし、猫ちゃんを押さえつけたり、力づくで行うのは、あなたにとっても心苦しい事ですよね。

そんな時はチュールを舐めさせながら切るのがおすすめです。

チュールに夢中になっている隙に、素早く切ってしまえば、お互いストレスなく爪切りが完了できちゃいますよ。

また、爪切りする度にチュールを与えると、「爪切り=チュールが貰える」と学習し、爪切り自体を嫌がらなくなります。

爪切りの頻度(ひんど)は大体、月に一回で大丈夫ですので、塩分や添加物が気になるあなたも、チュールを活用してみてはいかがでしょうか。

チュールは猫のおやつに1日何本まであげてOK?

お留守番を頑張ってくれたり、大嫌いな病院で注射を打たれたりするのは、猫ちゃんにとっては、辛い出来事ですでよね。

落ち込んでしまったり、拗ねてしまった時は、ご機嫌を取り戻す為にも、おやつにチュールをあげても良いでしょう。

そんな猫ちゃんのご褒美にチュールをあげたいと思っているあなた、一日に何本までなら与えて大丈夫か気になりますよね。

結論から言うと、1日4本までです。なぜ4本までなのかは、いなばCIAOチュールの公式サイトのQ&Aに書いてありました。

おやつは、猫ちゃんの1日に必要な総エネルギー量の約20%以内にあたる量を上限とすることが定められています。


また、猫ちゃんの種類や体重等、普段の生活によって必要な総エネルギー量が違う為、一般的な猫ちゃんの1日に必要なエネルギー量の20%を上回る事の無い様に1日4本としております。

引用:いなばペットフード株式会社

エネルギー量とは「カロリー」の事を指します。

しかし、猫ちゃんの体格や年齢によって必要となる1日のカロリーは異なるので、計算のやり方を紹介しますね。

体重×80(㎏カロリー)=1日に必要な総エネルギー量

この計算式で計算すると、猫ちゃんの体重ごとに必要な総エネルギー量を出すことができますよ。

例えば、4㎏の猫ちゃんに必要な1日の総エネルギー量は、320㎏カロリーです。

そのうちの20%以内でおやつを与えればいいわけですから、64㎏カロリーは与えても良い計算になりますね。

いなばCIAOチュールのまぐろ味の1本当たりのカロリーは【約7㎏カロリー】の為、計算上では9本(63㎏カロリー)までは、20%以内に収まります。

しかしなら、チュールを与え過ぎると、キャットフードを食べなくなったり、塩分や添加物の過剰摂取になりますので、9本は明らかに多すぎます。

カロリー的には問題は無いのですが、人間の感覚と同じように、おやつの食べ過ぎは良くないと考えて良いでしょう。

そのため、いなばチャオチュールが推奨している通り、1日4本まで、と決めて与える事をお勧めします。

何歳から食べても良いの?

かわいい猫ちゃんにチュールを食べさせてあげたい!

しかし、チュールは何歳からでも与えていいのでしょうか?

Q.子猫に成猫用のちゅ~るをあたえても大丈夫ですか?

A.生後6ヶ月を目安にすこしずつお与えください。

引用:いなばペットフード株式会社

チュール公式サイトにもあるように、生後半年を過ぎてから与えましょう。

子猫にいきなり、チュール1本与えてしまうと、お腹を壊(こわ)してしまう可能性もあります。

まずは1/4程与えてみて、大丈夫そうであれば少しずつ量を増やして慣らすと良いでしょう。

また、添加物の中の加工デンプンは、穀物(こくもつ)由来のものを使用しているので、アレルギーがある猫ちゃんに与えるのは危険です。

アレルギー検査をした事が無いのであれば、やはり少しずつ与えるのが安全といえます。

まとめ

  • 猫にチュールを与えすぎると依存してキャットフードを食べなくなる危険がある
  • チュールに入っている添加物は大量に与えなけば危険ではない
  • 少食・偏食・水を飲まない猫はチュールを与えたほうがいい
  • チュールの塩分は高くないが、一日の摂取量を超えないように気を付ける
  • 腎臓病の猫にチュールを与える場合は獣医師に相談をする
  • チュールは1日4本まで

猫ちゃんにとって、添加物は人間と同じように、とり過ぎには注意が必要だということが分かりました。

危険な事ばかりではなく、猫ちゃん特有の病気の予防にもなるので、上手く活用していきたいですね。

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