あなたは日常的にお風呂の蓋(ふた)は使っていますか?
私は何の疑問を持つことなく、お風呂の蓋を使っていました。
お風呂の蓋は大きく圧迫感があり、洗うのも大変ですよね。
しっかり洗わないと、ぬめりが残り気になってしまいます。
しかし、あなたの生活スタイルによってはお風呂の蓋を使わない方が良い場合もあるのです。
お風呂の蓋を使った方が良い場合と、使わない方が良い場合や蓋があることのメリットとデメリットも併(あわ)せてご紹介しますので参考にしてください。
私はお風呂の蓋を使うのが当たり前だと思い込んでいたので、蓋を使わない・捨てるという選択肢があることに驚きました。
蓋の掃除をしなくてもいいと思うと、家事の負担も減って嬉しいですよね。
蓋が必要!という場合も、簡単な掃除方法をご紹介します。
お風呂の蓋を使わない場合と使う場合
生活スタイルによって、お風呂の蓋を使わない場合と、使った方が良い場合があります。
家族の人数や、それぞれがお風呂に入るタイミング、お風呂での過ごし方、残り湯を使用するのかなどいくつかの違いがありますね。
最初にチェックすべきポイントを下記の表にまとめたので、自身の生活スタイルに当てはめてチェックしていきましょう!
家族の人数 | 一人暮らしor家族 |
お風呂に入るタイミング | バラバラor時間を空けずに連続で入る |
お風呂での過ごし方 | シャワーのみor長風呂・半身浴 |
残り湯の使用 | 洗濯に使うor防災用に水を張ったままor使用しない |
4つの項目について詳しくご紹介していきますね。
家族の人数とお風呂に入るタイミング
蓋を使わないか、使うかの分かりやすい基準として最初に挙げられるのが家族の人数とお風呂に入るタイミングです。
もし家族のお風呂に入るタイミングがバラバラな場合、湯船に温かい状態で浸(つ)かるためにお風呂の蓋を使うことをおすすめします。
逆に、一人暮らしやお風呂に時間を空けず連続で入る場合は、蓋を使わなくても問題ありません。
一人暮らしの場合は、自分の好きなタイミングで好きなようにお風呂に入れます。
家族で暮らしている場合は、人数や家族の生活リズムが(学校や仕事)が様々ですよね。
家族のお風呂に入るタイミングが時間を空けず、連続で入るなら湯船も温かいままです。
しかし、家族がバラバラのタイミングでお風呂に入ると、時間が空いてしまうので湯船も冷めてしまいます。
あなたの家のお風呂に追い炊き機能があれば、追い炊きをして再度温かい湯船に入ることもできます。
しかし、毎日追い炊きするとなると光熱費が気になります…。
お風呂での過ごし方
あなたのお風呂の過ごし方は、毎日シャワーのみ又は長風呂・半身浴をするのどちらに当てはまりますか?
日々の生活が忙しく、ゆっくり湯船に浸かる時間がない、お風呂が面倒だからシャワーのみで済ませようと場合もあるのではないでしょうか。
もし、あなたがシャワーで済ませることが多かったり、長風呂や半身浴をしない場合は蓋を使わなくてもOKです。
私はできれば毎日湯船に浸かりたい派です。湯船に浸かると疲れが取れて、さらに睡眠の質も上がるような気がします。
しかし、湯船に浸かってしまうと、ついつい長風呂(1時間~1時間半ほど)になってしまうので、仕事がある平日はシャワーで済ませることが多いです。
その代わり、休日は時間を気にせず、ゆっくりと湯船に浸かるようにしています。
お風呂の蓋を半分ほど閉めてテーブル代わりにし、好きな入浴剤を入れて、スマホで映画を観たり、本を読んだり、ぼーっと過ごすとストレス発散にもなります。
長風呂や半身浴をする場合は蓋をテーブル代わりにすることもできるので、あった方が便利ですよ。
残り湯の使用
最後に残り湯の使用についてです。残り湯を活用する場合もあると思います。
たとえば、洗濯をする際に使用したり、防災用に常に湯船に水を張るようにしているなど。
日本は頻繁に地震などの災害が起きます。停電が起きることもあるので、そういった際に残り湯など大量の水があると何かと安心ですよね。
ただ、小さい子どもやペットと一緒に暮らしていると心配な点があります。
気を付けていても小さい子どもやペットが浴槽に誤って入ってしまうこともあるかもしれません。
そういった事故を防ぐためにも、お風呂の蓋はあった方が良いでしょう。
また、時期によっては虫が入ってしまうこともあるので蓋をした方が安心かもしれませんね。
残り湯を使わない、すぐに栓を抜くといった場合は、蓋がなくても問題ありません。
生活リズムや生活スタイルによって決める
お風呂の蓋を使わない方が良い場合と、使った方が良い場合、どちらがご自身にあっているか見極めるチェックポイントをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
私の場合、先ほども少しお伝えしたように仕事がある平日は基本的にシャワーで済ませることが多いのです。
しかし、週末はお風呂に飲み物やスマホ、本を持ち込んでゆっくりと過ごすスタイルがお気に入りです。
色々な物をお風呂に持ち込むとなると、やはり置き場所が必要なので蓋はあった方が良いと思います。
もし、色々な物をお風呂に持ち込んで長風呂する習慣がなければ、蓋を使わないスタイルに変えたかったです。
お風呂の蓋を使わない場合と、使った方が良い場合、どちらの項目に多くあてはまりましたか?
それぞれの生活リズムや生活スタイルがあるので、完全に当てはめるのは難しいと思いますが蓋を使わない・使うの判断基準にしてみてください。
お風呂の蓋の意味
そもそもお風呂の蓋には、どんな意味があるのでしょうか。
私はお風呂には蓋があるのが当たり前だと思っていたので、そもそも使わないという選択をすることも、使う意味について考えたこともありませんでした。
改めて風呂の蓋を使う意味について確認してみましょう。
・浴槽のお湯の保温
・カビ対策
・皮脂汚れが飛散するのを防ぐ
・泡が湯船に入るのを防ぐ
浴槽のお湯の保温
お風呂の蓋の最も重要な役割は、保温効果です。
家族のお風呂に入るタイミングがバラバラな場合、必ず蓋をして湯船のお湯を温かい状態にしておきましょう。
追い炊きをするにしても、少しでもお湯が温かい状態の方が節約にもなります。
また、長風呂や半身浴をする場合でもお風呂の蓋を半分でも閉めることにより、保温効果が高まるので汗をたくさんかきたいときにおすすめです。
カビ対策
お風呂の蓋をしないと水蒸気(すいじょうき)がお風呂に放たれ、カビの原因になってしまいます。
浴槽にお湯を張り、蓋を閉めてしばらくすると蓋の裏には水蒸気が結露(けつろ)した状態になっていますよね。
蓋をしないとこの分の水蒸気がお風呂中に放たれてしまうのです。
家族のお風呂に入るタイミングがバラバラな場合はもちろんのこと、洗濯に使用する場合も防災用にお湯を張ったままにしておく場合も蓋は閉めるようにしましょう。
皮脂汚れが飛散するのを防ぐ
あまり目に見えないかもしれませんが、入浴後の浴槽には皮脂汚れが浮いています。
上記のカビ対策の内容と関わるのですが、水蒸気とともにこの皮脂汚れがお風呂中に放たれてしまうのです。
皮脂汚れが付着すると、こちらもカビの原因となるので蓋を閉めましょう。
泡が湯船に入るのを防ぐ
髪や体を洗うと、どうしてもシャンプーやボディーソープの泡が湯船に飛び散ってしまうこともあります。
自分一人なら問題ないかもしれませんが、自分の後に入る人がいる場合は泡が湯船に入ってしまうのをできるだけ避(さ)けたいですよね。
蓋をすれば浴槽の方に泡が飛び散っても安心です。
お風呂の蓋を使うことにより、保温効果、カビの発生予防、湯船の清潔さを保つという意味があったんですね。
天井や壁(特に高いところ)の掃除はただでさえ大変なので、カビの発生は避けたいです。
お風呂の蓋の掃除方法
お風呂の蓋をしっかり洗ってカビ、皮脂汚れ、シャンプーなどの石鹸類、ほこりをキレイに落としましょう!おすすめの掃除方法を3種類ご紹介します。
重曹は肌が弱い方や、小さな子供、ペットを飼っている方におすすめの掃除方法です。
頑固なカビをしっかり落としたいときは、塩素系漂白剤を使ってください。
お風呂の蓋の種類
お風呂の蓋の掃除方法について3種類ご紹介しましたが、自宅の蓋の種類によって掃除方法を選ぶ方が簡単なこともあります。
自宅のお風呂の蓋のタイプと特徴を確認してみましょう。お風呂の蓋は一般的に3種類あります。
私は以前、シャッタータイプ(巻き型)を使っていましたが、現在は組み合わせタイプを使っています。
折り畳みタイプは使ったことがないので分かりませんが、シャッタータイプ(巻き型)と組み合わせタイプの使用感を比較すると私は組み合わせタイプが好きです。
組み合わせタイプの蓋は、板1枚のサイズが大きいので扱いは少々大変ですが、溝や繋ぎ目がないので洗うのがとても楽でした。
シャッタータイプ(巻き型)は、簡単にくるくると巻くことができ扱いやすかったです。
しかし、蓋の表面の凹凸の溝部分の掃除に手間がかかりました。
溝や繋ぎ目が多い蓋の場合は、スポンジやブラシでこするよりも重曹を溶かしたお湯に浸け置きした方が楽なのでこちらの方がおすすめです。
お風呂の蓋の代用品
寒くなってくると、お風呂のお湯が冷めるのがとても早いですよね。
お風呂の蓋をすれば保温ができるけど、蓋を捨ててしまっていたり、そもそも始めからないというあなたに、お風呂の蓋の代わりとして使えるものを3つご紹介します。
既に蓋を捨てたけどたまに蓋が必要な時がある、蓋は必要だけどもっと手軽な蓋の方が良いという場合は、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
- お風呂の蓋は生活リズムや生活スタイル、お風呂での過ごし方によって、使わなくてOK
- 蓋を使わないと、掃除する手間が省ける
- 蓋を使うと、保温効果やカビ・汚れ対策になる
- お風呂の蓋は、代用できるものがある
お風呂の蓋の種類によって、掃除方法を選ぶと楽になるお風呂の蓋を使わない・使うは、生活リズムや生活スタイルによって判断してみてくださいね。
蓋を使わない方がお風呂のスペースも広くなりますし、掃除の手間も省けるので楽ですが、場合によっては蓋がある方が良いこともあります。
蓋を使う場合は、蓋の種類によって掃除方法を選ぶことをおすすめします。
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