あなたはいちごって好きですか?私はいちご大好きです!
でもいちごって高いし、安いときに買いだめしてもすぐに痛んでしまって扱いが難しいんですよね…
そんないちごってどれくらい保存できるか知ってますか?
なんとかして、おいしいいちごを長い間保存できないか調べてみました。
その結果、なんとそのままでは1、2日しか持たないいちごを1週間、1ヶ月と保存させる方法がわかりました。
ポイントはいちごの痛みやすさをどうやって解消するかにあったんです。
いちごをどれくらい長持ちさせられるかは少しの手間で変わってきます。
ぜひこれから紹介する方法を試して、どれくらい長持ちさせられるか試してみてください。
いちごの保存期間はどれくらい手間をかけるかで変わる
店頭では何気なくパック詰めにされて売られていますが、いちごってすごく痛みやすい食べ物なんです。
どれくらい傷みやすいかというと、パック詰めそのまま常温で保存すると2日持つか持たないか、というぐらい傷みやすいです。
その理由は大きく3つあります。いちごをおいしく保存するにはその全てに気をかけてあげなければいけません。
まず接触に弱いです。パック詰めそのままだといちご同士がくっついているところからどんどん痛みはじめます。
保存するときは重ならないようにばらばらに並べるのがポイントです。
次に、水分にも弱いです。少しでも水がついているとそこから痛んでしまいます。
なのでいちごは基本的に洗わず保存する方が長持ちします。
洗う場合はしっかり水気を拭き取って濡れたところがないようにしましょう。
さらにいちごは乾燥にも強くありません。すぐに内部の水分が抜けてしまいます。
お店で売っているいちごってパックとかぶせてあるフィルムの間に隙間がありますよね。
あの隙間からどんどん水分が飛んでおいしくなくなっていきます。
あれこれ気にしないといけないのね…
そうなんです。いちごって結構めんどくさいやつですよね。
なのでどれくらい手間をかけて保存するかはどれくらいの期間保存するかによって決めましょう。
たとえば「今日買って明日食べる」という場合は買ってきたパックの上からラップを巻くだけでも大丈夫です。
ちなみにいちごは冷やしすぎると食べたときに甘みを感じにくくなってしまいます。
なので保存するときは3℃から5℃が適温です。冷蔵庫内では野菜室が最もいちごの保存に適しているというわけです。
1、2日なら乾燥対策のラップを使って野菜室で保存できる
いちごを1週間持たせる冷蔵保存の方法
もっと長持ちさせたいというときにはきっちり処理して冷蔵庫の野菜室にいれましょう。
具体的な手順を下にまとめてみました。この方法を使えばいちごは1週間近く保存することができます。
- いちごを全部パックからだして傷んでいるものを取り除く
- 保存容器・タッパーにキッチンペーパーなど緩衝材を引く
- いちごは洗わず、ヘタを下にして、重ならないように並べる
- そのままふたをして野菜室で保存
冷蔵保存すれば1週間近く生のまま保存することができます。安売りのときに買いだめしやすくなりますね!
ポイントは保存する間はヘタをとらないというところです。
いちごのヘタをとってしまうと、そこから中の水分が蒸発してしまうんですね。
そうすると香りが抜けて甘みも味も落ちてしまいます…
しかもいちごは横に寝かせておくと、自分の重さで身が傷んでしまったりすることもあります。
ですがヘタを下にして保存することによって、いちごのヘタがクッションの代わりになります。
つまり実がつぶれにくく、長持ちしやすくなるんですね。
なのでヘタを取るのは食べる前まで待ってくださいね。
洗うのもヘタを取るのも食べる前まで我慢すること
いちごの保存にはアルミホイルを使うとお手軽に長持ち
いちごを重ならないように保存したくても、そんなにたくさんいちごが並べられる器なんてうちにはないわ。
そんなときにはアルミホイルがあなたの役に立ちますよ。
アルミホイルを大きく切りとって、写真のようにしきりを作ります。
このしきりとしきりの間、くぼみにいちごを1つずつ置いていきます。もちろんヘタは下にしてくださいね。
こうすることでいちご同士の接触を防いで、しかも安定して置くことができます。
あとは隙間がないようにアルミホイルで全体を巻いて野菜室で保存するだけです。
この方法ならあなたの手元にあるアルミホイルを使うので新しく保存容器を買う必要はありません。
しかも大きさも自由自在です。必要に応じて大きくしたり数を増やしたりしてくださいね。
保存容器がないときは大きさ自在のアルミホイルを活用しよう
いちごの長期保存、冷凍すれば1か月も長持ち
1週間どころじゃなく長持ちさせたいというあなたには冷凍がおすすめです!
なんと、冷凍保存なら1か月以上長持ちさせることも可能だからです。
冷蔵保存とは手順がかわってきます。一度先ほどまでの手順は横において確認していきましょう。
- いちごを全部パックからだして傷んでいるものを取り除く
- いちごを水洗いして、ヘタを切り落としすぐ食べられる状態にする
- ペーパータオルなどで全体の水気をしっかりと拭き取る
- いちご全体に砂糖をまぶしなじませる
- 冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へいれる
冷蔵のときとは逆に、冷凍するときは水洗いもヘタを落とすのも先にすませてしまいます。
なぜかというと、この冷凍いちごは解凍しても生のいちごのようには戻らないからなんです。
少しややこしい話なんですが、冷凍・解凍を行うといちごの細胞壁が壊れてしまいます。ぐしゃっとつぶれやすくなるんですね。
この簡単につぶれるいちごに汚れがついていると取り除くのがとても難しいんです。
もちろんヘタを切り落とそうとすると実もつぶれてしまいます。
なので少しでも食べやすくするために先に洗ったりヘタをとったりしてしまうというわけです。
ですがいちごに水が残っていると冷凍していてもそこから傷んでしまいます。きっちり水気をふき取るのを徹底しましょう。
冷凍するときは先に洗ってヘタも取ること
別に甘くしたいわけじゃないから砂糖なんていらなくない?
いやいや少し待ってください!冷凍保存のときに使う砂糖は甘くするためのものじゃないんです。
いちごに砂糖をまぶしてあると、いちごから水分が蒸発するのを防ぐ効果を発揮するんです。
しかもいちご同士がぶつかって実が傷むのを防ぐ働きもあります。なので砂糖はしっかり全体にまぶしてくださいね。
いちご1パックにつき砂糖を大さじ1.5~2杯くらいを目安に使ってください。
冷凍するときの注意点
いちごは解凍すると食感が変わるというのは先ほどもお伝えしましたね。
そのうえ甘みや香りが抜けてしまい、そのままではいちご本来のおいしさは味わえません。
なので解凍して手を加えずに食べるというのはおすすめできないんです。
ですが少し手を加えれば十分おいしく食べることができます。
一番手ごろな方法は半解凍の状態でシャーベットのようにして食べることです。
ひんやりシャリシャリとしたいちごはお風呂上りにつまむと最高においしいです!
また、スムージーやジャムにして食感を気にしない加工をするというのもいい方法です。
とくにジャムは生から作るよりも冷凍して作る方が短時間で仕上げることができます。
冷凍いちごの食べ方に迷ったらジャムにするのが個人的におすすめです。
手作りジャムは甘さも自由に調節できるので、自分好みのおいしいいちごジャムが作れますよ。
もっと長持ちするいちご酢
実は冷凍よりさらに長く保存する方法があります。それはいちご酢です。
このいちご酢、なんと冷蔵で1年も保存できるんです!
作り方はとっても簡単です。こちらにまとめてみました。
- 保存容器を煮沸消毒しておく
- いちごを全部パックからだして傷んでいるものを取り除く
- いちごを水洗いして、ヘタを切り落としすぐ食べられる状態にする
- ペーパータオルなどで全体の水気をしっかりと拭き取る
- いちご、氷砂糖の順で保存容器にいれる
- 酢を注ぐ(いちご:氷砂糖:酢=1:1:2になるようにする)
- 2日ほど寝かせて完成
氷砂糖がきれいにとけたあたりから飲み頃になります。
完成したら中のいちごは引き上げてもいいのですが、いちごをつけておけばつけておくほどいちご酢の味もマイルドになっていきます。
もちろんつけておいたいちごは1年後も食べられます。
そのまま食べてもいいし、はちみつといっしょにヨーグルトのトッピングにしたり、サラダに具材にするのも爽やかでおいしいですよ。
また、いちご酢には体にいい効果がたくさん備わっています。
飲み方は他のフルーツ酢と同じように考えて大丈夫です。
水割り、ソーダ割にすれば爽やかなジュースになります。
乳製品との相性もいいので牛乳で割ったり、ヨーグルトやアイスクリームにかけてもおいしく食べられます。
酢なのでサラダのドレッシングにしてもいいですね。いちご酢自体の味がはっきりしているので味付けに使う塩分を減らすことができます。
ストレートのいちご酢をスプーンに1杯、デザート代わりに食後に舐めるというお手軽な取り入れ方もあります。
いちご本体だけではなく、いちご酢にもいろいろな楽しみ方があるんですね。
まとめ
- いちごは傷みやすいから対策が必要
- 常温保存では1.2日しか持たない
- きちんと対策すれば冷蔵で1週間も保存できる
- 保存容器がないときはアルミホイルを使いこなそう
- 冷凍すれば1か月も保存できる
- いちご酢を仕込めば冷蔵で1年間も保存できる
この記事ではいちごがどれくらい保存できるか、そしてどれくらい傷みやすいかお伝えしました。
こんなに傷みやすいいちごですが、適切な対応をすることで1週間、1か月と長持ちさせることができます。
それはあなたがどれくらい手間をかけられるかにかかっています。
ぜひあなたにあった方法でおいしいいちごを長持ちさせちゃいましょう。
コメント