ジメジメとした日が続く梅雨、部屋に入るとなんだかカビ臭(くさ)い…
湿気(しっけ)と共にやってくるカビのニオイのせいで、部屋に入った瞬間、嫌な気持ちになりますよね。
梅雨の部屋はどうしてもカビが発生しやすくなってしまうんです。
カビの根本的な対処と、今後カビ臭くならないための予防をすることでカビ臭いのを消すことができます。
カビを放置していると繁殖(はんしょく)してさらにカビ臭くなり、最悪の場合は健康にも害を及(およ)ぼします。
カビが発生しやすい梅雨でもしっかり対策すれば、そもそも部屋にカビが発生しないようにもできるのでぜひ試してくださいね。
カビ臭い時は簡単な対処法で、カビ臭さとじめっとした空気をスッキリさせましょう。
梅雨の部屋がカビ臭いのはなぜ?
ジメジメする梅雨、部屋に入った瞬間なんだかカビ臭い!と感じることがありますよね。
カビ臭いってどんなニオイ?と疑問に感じる場合は、「墨汁(ぼくじゅう)のようなニオイ」や「土や泥(どろ)のニオイ」がすればカビのニオイです。
カビは菌なので臭そうと感じますが実はカビ自体は無臭なんです。カビが繁殖する時に出す老廃物(ろうはいぶつ)がカビ臭いんです。
カビの老廃物のって思うとゾッとしますよね。
多少のカビは健康な人に悪影響を及ぼしませんが、カビを放置しすぎると、ぜん息やアトピー性皮膚炎(ひふえん)などのアレルギー性疾患(しっかん)の原因となることもあるんです。
そもそもカビが発生する原因は何なのでしょうか?
カビが発生する原因
カビが発生するポイントは湿度・温度・栄養です。
「湿度」については、60%以上でカビが発生し、80%以上になるとさらに繁殖しやすくなります。
換気をしていないと部屋の空気がこもって、湿度が高くなるので気をつけてください。
「温度」については、15度~35度でカビが発生しやすくなり、25度~28度になるとさらに繁殖しやすくなります。
15度~35度は人にとっても快適な温度のため、カビが発生しにくい室温にすることは難しいと思います。
カビは高温多湿(こうおんたしつ)を好むので、気温も湿度も上がる梅雨は、日本の気候の中でもカビが1番繁殖しやすい季節なんです。
梅雨はジメジメしているだけでも嫌な気持ちになるのに、カビが発生しやすいなんて悲しい…
「栄養」については、カビはホコリや髪の毛、皮脂(ひし)などを栄養源とします。
カビを繫殖させないためには部屋をこまめにそうじすることも大切ということですね。
梅雨の部屋は湿度何%が良い?
梅雨の時期に関わらず、湿度は年中40%〜60%に保つのが最適です。
湿度が40%以下になれば、目やのどが乾燥するだけでなく風邪(かぜ)などの菌が活発になります。
湿度が60%以上になるとカビが発生するので、60%以下に保つことでカビの発生をおさえられます。
湿度を60%以下に保つといっても、梅雨の部屋はどうしても湿度が高くなってしまいますよね。
雨で洗濯物を外に干すことができず部屋干しをしている場合や、外気温と室温の違いから結露(けつろ)が発生している場合はさらに湿度が上がります。
私が昔住んでた家では結露がひどく、湿度が90%に達したこともあります。
結露がひどい場合はできるだけ水をふき取って湿度を下げるようにしてください。
梅雨の部屋は湿度が40%以下になることは少ないので、できるだけ湿度を下げることを意識するといいですよ。
梅雨の部屋はカビを死滅させ除湿などしてカビ予防する
梅雨の部屋がカビ臭いと感じた時の対処法として、今あるカビを死滅(しめつ)させて次のカビを発生させない予防が必要です。
しっかり対策することでなくなりますし、除湿などすることでカビが発生しにくくなるのでぜひ試してくださいね。
初めにやるべきことはカビの除去!カビを死滅させる方法をお伝えいたします。
カビを死滅させる
まずは今あるカビを完全に死滅させるために、どこにカビがあるのかを見つけてください。
カビがどこにあるかわからない時為に、発生しやすい場所をまとめました。
カビを見つけたら除去(じきょ)!基本的にカビを除去する時に水拭きは厳禁です。
私は初めてカビを発見したときは焦って水拭きしてしまいました。
水を与えるとカビの栄養となってしまうので水分はできるだけ与えないようにしましょう。
壁や床、家具にカビがあった場合は、しっかり乾拭きしてからアルコールをかけてください。
畳(たたみ)のカビを除去するときに、カビと畳の色がわかりにくいので苦戦しました。
カビを完全に拭きとるために、乾拭きしたぞうきんなどにカビが付かなくなるまで拭くように意識しましょう。
ぞうきんにカビの色が付かなくなってからアルコールをかけてください。
また、カビは60度以上で死滅する種類が多いので、お風呂場など熱湯をかけられる場所であれば熱湯をかけてもOKです。
熱湯をかけられなくても水回りであれば薬局などで売っているカビ取り剤を使って死滅させるのも手軽ですよ。
カーテンにカビがあった場合は、つけ置き洗いでカビを除去できる可能性があります。
30分以上つけ置きするとカビが全体に広がってしまうので、放っておかないないように気を付けてください。
カーテンをつけ置きするのは大変ですし、油断するとカビを広げてしまう心配もあるので、クリーニングに出してプロに依頼する方が安心です。
エアコンにカビがあった場合は、吹き出し口とフィルターであれば自分でそうじすることができます。
エアコンの内部にカビが発生してしまった場合は、解体などが必要になりますのでプロに依頼しましょう。
洗いたての衣類が臭い場合は洗濯槽(せんたくそう)のカビが原因かもしれません。
洗濯槽クリーナーが薬局などに売っているので、洗濯槽を洗ってみてください。
カビを予防する
大雨の時以外は換気扇を24時間つけ、できるだけ窓を開けて部屋の空気を循環(じゅんかん)させましょう。
換気をしても梅雨は湿度をぐっと下げることは難しいと思いますが、換気することでカビの胞子(ほうし)が追い出されます。
換気をしても湿度が60%以下にならない場合はサーキュレーターや除湿器、エアコンを使ってみてください。
サーキュレーターは、じめっとした部屋の空気を循環させたいときに使えます。
除湿したいときは除湿器やエアコンを使うのが1番早いです。
除湿器は室温が上がりやすく、エアコンは室温が下がりやすいので、気温に合わせて使ってみてください。
私の家は梅雨前から暑くなり始めるので、エアコンで除湿することの方が多いです。
湿度を下げる以外にも布団やマットをしいたままにしないことでカビを予防できます。
特に布団は、思っている以上に寝汗で湿気ているので、布団の下はカビが発生しやすいんです。
梅雨の晴れ間に布団やマットを干すことで、床も乾燥させられます。
靴は雨の日ではなくても意外と汗を吸って湿気ていることがあるので、靴の中に新聞紙を丸めたものを入れて湿気を取ると玄関の湿度も下げられますよ。
消臭剤を使う
カビを死滅させたり、カビを予防する時間がない場合は消臭剤を使うことでカビ臭いのを和らげることができます。
消臭剤の中には除菌効果が期待できる商品もあるので、カビの近くに置いておくと良いですよ。
消臭剤は忙しい時の対処法です。時間のある時にカビを除去しておかないとさらに繁殖してしまうので気を付けてください。
まとめ
- 梅雨は高温多湿のため、カビが発生しやすい
- 梅雨の部屋がカビ臭い時はカビを死滅させてカビの発生を予防する
- 壁や床、家具に付いたカビは、乾拭きしてからアルコールをかける
- カーテンやエアコンにカビが付いた時はプロに依頼するのがおすすめ
- 部屋の換気をしたり除湿をすることでカビの発生を予防できる
- 忙しくて対処できない時は除菌効果のある消臭剤を置くと良い
梅雨はカビが発生しやすい高温多湿になる為、部屋に入るとカビ臭いと感じることがありますよね。
家の中がカビ臭いなんてショックですが、カビを死滅させることでニオイを消すことができます。
湿度を下げたりそうじをすることでカビを予防することもできるので、カビ臭いと感じた時にカビが発生しないような生活を心がけてみてください。
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