保育園に通い始めたらママ友は必要?
子どものためには作るべき?
ママ友がいるかいらないかはママの性格によって変わるので、無理に作る必要はありません。
ママ友と保育園での子どもの友達は別物なので、子どものために作らなければならないということは全くないんです。
ママ友がいないと困る場面もありますが、いらないと思っているのに無理に作るとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ママ友はいらないとわりきってしまえば、大きな問題なく保育園での数年を過ごすことができますよ。
この記事ではママ友がいらない理由と、反対にいないと困る場面などをお伝えいたします。
ママ友があなたにとっているかいらないかを判断するための材料になれば嬉しいです。
保育園でママ友がいらない理由
そもそもママ友とは、どこまでの仲になればママ友と呼べるのでしょうか。
ママ友の基準は人それぞれですが、連絡先を交換して保育園以外の場所で一緒に遊ぶ仲であれば立派なママ友と呼べるでしょう。
ママ友ってどうやって作ってるの?
ママ友ができる流れは様々ありますが、まずは連絡先交換です。
保育園の行事で仲良くなったり、お迎えのあと一緒に公園に行ったりする中で連絡先を交換することがあります。
定期検診や習い事など、保育園の外で会う機会があれば、そこで連絡先を交換するかもしれません。
連絡を取り合ったり何回か会話を重ねることで、「休みの日に遊ぼう」となるわけです。
気の合うママ友ができれば、休みの日にそれぞれの家で遊んだりランチに行くようになります。
もちろん、連絡先だけ知っているけどプライベートで会う関係ではないママもいます。
私が保育士をしていた頃、クラスのママたちのグループラインがあると聞きました。
1人でも社交的な人がいると「グループライン作ろう」や「このメンバーでランチ行こう」など積極的な誘いがあります。
積極的に関わるママもいる反面、ママ友はいらないと思うママも多いです。
ママ友はいらないと思う理由はなんでしょうか。
人それぞれですが、私がママ友はいらないと思う理由をお伝えします。
お互い忙しい
保育園に預けて仕事に行っているママは忙しい人がほとんどです。
平日はまともに家事をする時間がないほどバタバタしています。
ママ友とゆっくり連絡を取り合う時間を作りにくいです。
休日はためていた家事をしたりゆっくり過ごしたりしたいので、ママ友と遊ぼうと思えない日が多いですよね。
よっぽど気があって親友になるのなら別ですが、お互い忙しい中でそこまで深い仲になるのはなかなか難しいです。
つまりママ友に費やす時間がないママが多いんです。
送迎時間によってはほぼ会わない
普段の保育園生活でママ友に会うタイミングは送迎時間しかありません。
送迎時間は家庭によって様々なので、他のママと全く会わないという人もいます。
お迎えのときに会って話し込む人もいますが、保育園側としてはお迎えの後はできるだけ早く帰って欲しい園が多いです。
ママ友と話し込んでいる間に子どもから目を離して事故が起きたら大変なので…
保育園では長居できないので、お迎えが早いママは一緒に公園に連れていって仲良くなることもあります。
しかし、フルタイムで働いていて降園後に遊びに連れていく余裕がないママは仲良くなるきっかけを作りにくいです。
めんどくさい
ママ友がいることによって、他のママの悪口を聞かされることや、価値観が合わなくて疲れることが増える可能性があります。
同じ年齢の子どもがいるというだけで、育ってきた環境は全く違うので、どうしても気の合わない相手が出てきます。
せっかくの休みをママ友と過ごすことになると、時間も奪われるし出費もかさんでしまうんです。
ママ友と過ごすことで育児のストレスを発散できるのなら良いと思いますが、反対にストレスになるくらいならママ友はいらないかもしれないですね。
ママ友と子ども同士の友達は違う
子どものためにママ友を作らないといけないと思っているかもしれませんが、ママ友の子ども同士は仲が良いとは限りません。
確かに親の相性が良いと子ども同士の相性が良いこともありますし、保育園以外の場所で会う機会があれば仲が深まるかもしれません。
でも、ママ同士は仲良いのに子ども同士は保育園では全く遊ばないというパターンはよくあります。
「この子達普段全く遊んでないのに休みの日は遊んでいるのかな?」と疑問に思うこともありました。
降園後に「○○ちゃんと遊びたい」と言われたら申し訳ない気持ちにもなりますが、子ども同士は遊びたければ保育園で遊んでいるので大丈夫です。
反対に子ども同士の仲が悪いからといって、ママ友をやめる必要もありません。
ママ友は子どものためでなくママ自身のためにあるものです。
子どものためにママ友を作る、ママ友をやめるという必要はありません。
保育園でママ友がいないと困ること
普段は忙しいのでママ友はいらないと思うことが多いですが、いないと困ったり寂しいと感じるときもあります。
具体的に困る場面や寂しいと感じる場面をお伝えします。
行事のとき
参観や運動会などの行事のときは、ママ友と盛り上がっているグループが多いです。
運動会や発表会のときは写真撮影などに気合を入れているママが多いですが、参観は特におしゃべりに来ているママも多かったです。
周りで盛り上がっている中、1人で黙って子どもを見ていると寂しくなるかもしれません。
行事の後は一緒に遊びに行くママたちがいる中でポツンと帰るのは寂しいです。
しかし、行事の後も仕事に戻る程忙しいママもいるので、さっさと帰ってしまえば問題ありません。
親子遠足
親子遠足をする保育園ではママ友がいないママにとっては地獄の1日になります。
子ども同士が遊びたがったときは気まずいですし、1日中寂しいです。
保育園側としては、親子遠足で保護者同士の仲を深めてもらうという意図もあります。
もうじゅう狩りやじゃんけん列車など、他のママと関わらざるを得ない遊びをしたりします。
そこから無理に仲を深めないといけないわけではないので、その場の遊びはしっかり楽しんで子どもとの仲を深めるようにしましょう。
卒園式のあと
卒園式のあとは最後の時間なのでママ友グループの子どもたちで写真を撮ったり、そのまま遊びに行くママたちも多いです。
ママ友の仲も深まっているだけあって、ママ友がいないことを実感します。
最後だと割り切って、必要な写真だけ撮って帰ってしまいましょう。
寂しい気持ちにならないために、家族で外食に行ったりと計画を立てておくのもおすすめです。
保育園の外で会ったとき
お互い顔は知っているけど、言葉を交わすほどの仲じゃない…というママは多いです。
保育園の外で微妙な関係のママに会うとどこまで関わるべきか迷ってしまいますよね。
顔見知りのママと保育園の外で会ったときは、声が聞こえる距離にいるならあいさつをして、遠くで目が合ってしまったら会釈(えしゃく)をしておきましょう。
相手も「○○ちゃんのママいたねー」くらいにしか思っていません。
情報が少ない
必要最低限の情報は保育園からもらえますが、行事のときの服装や場所取りの時間など、先生に聞くほどでもないけど知りたいことが出てきます。
聞くほどでもないと思うような小さな知りたいことも先生に聞いてみてください。
行事の時の場所取りの時間であれば「みなさん、何時ごろに来てる人が多いですか?」や「去年は1番早い人で何時ごろに来てましたか?」と聞くといいですよ。
分からない場合は答えられませんが、持っている情報は教えてくれます。
私が保育士のときは、始業式の服装や運動会の場所取りの時間などはよく聞かれて答えていました。
しかし、担任の先生に対する情報は直接先生に聞くことができないので自分で感じ取っていくしかありません。
小学校の情報は、年長の先生やベテラン先生であれば最低限は知っていますが、先輩ママの方が詳しいのは事実です。
ママ友がいたとしても、小学校が別だったりお互い1人目だったら分からないので気にしないでおきましょう。
入学すれば少しずつわかりますし、何も分からずに入学しているママはたくさんいます。
みんな同じスタートだと思い、入学してから先生に聞いたりしましょう。
保育園でママ友と起きるトラブル
保育園でママ友がいるとトラブルが起きることもあります。
直接被害を受けなくても巻き込まれるだけで大変です。
よくある軽いトラブルから実際に事件に発展したトラブルについてもお伝えします。
気乗りしない誘いが増える
ママ友がいると、休日は家族で過ごしたいのに誘われたり、平日に休みが合えばランチに誘われたりします。
嬉しい誘いもありますが、断りたい場面も出てきます。
保育園のあとに遊ぶのは良いけど、わざわざ会うのはめんどくさいと感じる日もあります。
「習い事だから」や「家族で予定があるのでお先に失礼します」などの言葉を添えてその場を離れましょう。
悪口を聞かされる
ママ友との会話が増えると、他のママの悪口を聞かされることがあります。
口は災いの元ですので、一緒になって悪口を言わずに、流しておきましょう。
否定するとそれはそれで揉めたりもするので、「へ〜そうなんだ〜」とさらっと流すのがポイントです。
悪口のつもりじゃないとしても、他のママとのトラブルを言いふらさないように気をつけてくださいね。
子ども同士の喧嘩がママ友と喧嘩に繋がる
ママ友の仲が良くても子ども同士は喧嘩(けんか)をします。
子ども同士の喧嘩をきっかけにママ友と気まずくなったり、口を聞かなくなることもあります。
子どもは保育園で過ごす時間も長いのであっさり仲直りできるんですが、大人は仲直りができずに卒園してしまうことも…。
ママ友との仲が深まれば深まるほど、ダメージが大きくなります。
ママ友は、喧嘩というよりなぜか突然距離ができたというパターンが多いので、もう一度距離を縮めるのが難しいんです。
ママ友とトラブルがあると辛いですが、子どもを大切に思う気持ちを持って受け流すこといいですよ。
保育園のママ友がめんどくさいと思ってもすべきこと
保育園でママ友がいらないからといって、マナーやモラルも守らないのは良くないです。
例えば、保育園の送迎時間に会ったらあいさつをする、話しかけられたら答えるなどです。
早く帰りたいのに話しかけられたらめんどくさいですが、最低限の会話は必要になってきます。
人見知りだからと言ってあいさつをしない、会話を無視するというのは子どもに見せるべき姿ではないですよね。
私も人見知りなので自分から話しかけることはできませんが、話しかけられたら笑顔で答えますし、顔を合わす仲の人にはあいさつをするようにしています。
他にも、役員などめんどくさいことをママ友グループに押し付けないようにしましょう。
ママ友がいるからといってめんどくさいことは誰でもしたくないですよね。
「仲良しグループでするでしょ」という態度だと、一匹狼だからってめんどくさいことを押し付けてくる人と思われて嫌われてしまいます。
ママ友を無理に作る必要はありませんが、わざわざ嫌われる必要もないんです。
保育園に子どもを預けている母親として最低限のことをしていれば、無理にママ友を作る必要はありません。
まとめ
- 保育園でママ友がいらないなら無理に作らなくていい。
- ママ友がいらない理由として、忙しいや面倒などがある。
- ママ友がいないと情報交換ができなくて困ることはある。
- 行事でママ友グループが盛り上がっていると寂しい気持ちになる。
- ママ友がいることでトラブルに巻き込まれる可能性がある。
- ママ友がいてもいなくてもあいさつなどのマナーは守る。
ママ友はめんどくさいし作る時間がないのでいらない!と思うのなら、保育園に通っているからと言って無理に作る必要はありません。
行事で寂しかったり情報が少なくて困ることもありますが、行事は子どもと楽しむとわりきり、わからないことは先生に聞くなどすればどうにかなります。
ママ友がいらないと思っていても、あいさつをしたり役員など面倒な役回りをママ友グループに押し付けずに、マナーやモラルを守ってトラブルのない保育園での生活を楽しみましょう。
コメント